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プロダクトデザイン1年生へーその③「商品開発ぶっちゃけどうやってるの?」

こんには!前回はCMで気が付いた違和感をプロダクトデザイナー目線でお届けしました。今回は商品ができるまでの過程について、話そうかと思っています。

皆さん身近な商品が、どんな流れでできているか知っていますか?
メーカーに勤めていらっしゃる方は知っているかもしれませんが、知らない方のために書いてみたいとおもいます!(あくまで一例なので、全部が全部この流れではないです)

①企画
担当者:商品企画、(デザイナー)、マーケティング担当者
内容:今から開発する商品の概要を決める、概要が決まったら偉い人にプレゼンでOKをもらう。

②商品イメージを固める
担当者:商品企画、マーケティング、デザイナー
内容:デザインをする前に、様々なシートを作って商品の方向性や着地点を決める(下記に記述)。

<ざっくりメモ>
コンセプトシート→主に文字でどんな商品なのか、何が特徴なのか、なぜその商品が必要なのかを伝えるシート
ターゲットシート→どんなをターゲットにしているのかを、写真や文字で表現しているシート(ペルソナシートとも言う)
商品マッピング→他社の商品や、自社の商品を軸を決めてマッピングし、最近の商品の傾向を探るシート(決める軸は重要)
イメージシート→モチーフ(例:花、自然)や目指したいイメージ(例:ノスタルジック)がある場合に作成(デザインによって変わるので、デザインと同時に作成する場合もある)

③デザイン
担当者:デザイナー
内容:様々なシートをもとにデザインを考える。イラストレーター、フォトショップ、3DCGなど使うソフトはざまざま。

④デザイン決定
担当者:商品企画、デザイナー、設計者
内容:ドキドキデザイン決定!振り出しに戻らないように、設計者が加工可能な形状かどうかチェックを早めに入れます。(紙やwebデザインと大きく違うところです)

⑤設計、サンプル作成
担当者:設計者、デザイナー
内容:設計の段階でデザインを変更しなくてはならない場合が、多々あります。根気良く、設計者の方とコミュニケーションをとり、最善の方法を模索します。

⑥サンプル検討
担当者:設計者、デザイナー、企画者
内容:出来上がったサンプルを見て、量産化するかどうか、修正点はどうするかなど検討します。改善しながら、何回もサンプルを作ることもあります。

⑦量産
担当:設計者、工場の方
内容:この時点で、ほぼデザイナーのお仕事は終わっています。量産が仕上がってくるのを待つのみ!

⑧量産チェック
担当:設計者、商品企画、デザイナー
内容:量産品をチェックして、デザイナーの指定したように仕上がっているのかチェックします。

⑨納品、販売
担当:物流、営業
内容:いよいよ店舗やネットで販売します!

だいたいこのような流れです「ふ~」っと思ったら、宣伝関連がない!!

⑧~⑨と当時並行で、宣伝
担当:宣伝、商品企画
内容:量産品の写真(もしくはそっくりのサンプル)で広告などを作り、新商品がでますよ~と宣伝します。

ざっくりですが、こんな流れです。たくさんの人の手で商品はできています。物は大切に使いたいですね!(私も気をつけます!)また次回!

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