音楽に寄る

Louis Cole "Life"

雄奥の輝く稜線をすべり
乱れ打つ木の影は
次々に葉を巻き散らしていく
真昼の空々に響く整列のストリングスや
熱望されたサクスフォンの数がある限り
脈打つ調べは止まることを知らず
遠くから圧倒される私の姿は
苦しむことひとつなく
次へ次へと求め気持ちを高めていく
まさに合わさるように
身体を全身預けたい
そんな私には目もくれず
月明かりはやがて訪れて
暗がりの森の輪郭を
構わず進み続ける

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