見出し画像

障害カミングアウトとお金事情①

これまで周りには、「メンタル病んで仕事辞めてた」とか「今はテレワーク勤務してる」とか、断片的なことは話していた。

が、先日、地元の友人にはじめて障害者雇用で働いていることを伝えた。

彼は保険の営業マンで、双極性障害の顧客がいるとのこと。"持病があっても入れる保険"も扱うため、精神疾患の知識もあるようだ。

そろそろ医療保険に入ろうと探していたところで、驚かれたり拒否反応示したりすることはないだろうと判断し、カミングアウトすることを決めた。

***

一旦話が横道にそれるが、保険商品での精神病は、自殺リスクの高い順に

統合失調症 > 双極性障害 > うつ病

とランクづけしているようだ。商品によっては統合失調症や双極だと加入お断りのケースもあるようだ。
(単極の)うつ病が軽度のような位置づけということに若干の疑問はあるが、とりあえず入れるならヨシ!だ。

さらにちなみに、持病があっても入れる保険は「引受基準緩和型」などと呼ばれ、"健康な人"より毎月の保険料がなんと2倍近くかかる(M社では)。入れてくれるだけありがたいが、それにしても高ぇ…

***

…で、カミングアウトした反応は、「だからパートのテレワークで、この年収やったんやな。繋がったわ」みたいな感じだった。さらに「よっこいみたいな人全然普通にいるよ~」と。

安心した。

ここまではよかった。


そして現在の転職の話になり
「年収は上げたい。けど再発のリスクや体調の不安もあるから、まずは障害者枠で出社する会社に入って、段階を踏んでゆくゆくは正社員で働けたら」
と思っていることを話した。

すると、

「なんで最初から一般雇用で正社員ができへんと思ってんの?」
「厳しいこと言うようやけど、自分で自分の可能性を閉じてしまっている。挑戦してみろ」

と、説教めいたことを言われた。

「実際病気になった人じゃないとなかなか分からんことやけど…」と、うつ病が再発したらまた数年単位で人生を棒に振る恐れが十分にあることを丁寧に(イラついてたけど)補足したが、腑に落ちないような反応。

そして保険屋はこう重ねた。

「俺、他責にするやつ大嫌いやねんな」

…はぁ?

つづく↓


この記事が面白い、役に立ったと感じた方は、少額でも構いませんのでサポートを頂けると嬉しいです。今後の執筆の励みになります。