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夕方からの頻回授乳はクラスター授乳というらしい

生後3週目の次男、左右15分ずつしっかり授乳してウトウト膝の上で寝始めた。ホッと一息、と思ってソーっと布団に寝かせ、ずっと我慢していたトイレから帰ってくると目をパッチリ開けてこちらを見ている。「寝てないよ?」という顔。そして口をパクパクさせて泣き出す。「まだオッパイ飲んでないよ?」とでも言っているのだろうか。


5時間で10回、計142分間授乳していました(17時~22時まで)

あまりに多いので夕方から5時間の授乳回数と時間を計ってみた。15分吸うこともあれば6分で寝落ちていることもある。寝落ち後、しばらく抱っこしていると比較的長く寝てくれる。それでも数十分で口をパクパクさせて泣く。オッパイを差し出すと音を立てて吸い付く。ミルクも同様、80㏄を一気飲みして30分後にはパクパクしている。さすがに参るなぁ。


母乳が出ていないのではないか?こんなに飲んで大丈夫か?という不安

これだけ吸われると、オッパイはホヤホヤで柔らかくなる。もしかして十分に出ていないのでは?と不安になる。かるく絞ってみたらピューピュー出た。そうだ、私の乳は出すぎてトラブルになるほどよく出る乳なんだったっけ。

今は産院の母乳外来に週1で通院中。体重測定するとこの1週間で1日68gのペースで増えているとのこと。ちなみに新生児は1カ月で1キロ(1日約30g)の体重増加が望ましいとされているらしい。

助産師さん「ミルクは1日何回あげてますか?母乳は10回くらい?」

わたし「ミルクは2回くらい、母乳は10回以上はあげてます」

助産師さん「この母乳量ならミルクは無くてもイケそうだけど、しんどかったら2回くらいなら全然OKよ、母乳は何回でもいいからね」

‘’何回でも‘’ とはいえ5時間で10回って、なんだか言えない。とりあえず、足りていなくはない、ということは確認できたのでヨシ。


「クラスター授乳」という時期だそうです(必ず終わりがある)

マッサージを受けながら、助産師さんに現状を正直に話してみた。そこで知った「クラスター授乳」という単語。

赤ちゃんが数時間の間にとても頻繁におっぱいを欲しがる場合、これをクラスター授乳といいます。6夜6時から10時ごろにピークが来ることが多く、これは多くの赤ちゃんが落ち着かなくなり、頻繁に抱っこをして欲しがる時間と一致しています。お母さまからの報告では、生後2~9週間の間に発生することが最もよくあるようです。1日の中で他の時間帯は満足して、おっぱいを飲み、体重を十分に増やし、一般的に健康でいる赤ちゃんにとって、これはとても普通で一般的なことです。  

出展:medela1か月目の母乳育児

ほっほ~。なんだ、よくあることって書いてあるじゃん。

これだけで一気に安心感。そしていつか終わるなら今は仕方ないと諦めがつく。私ってなんて単純なんだ、という気持ちと、このくらい小さなことで悩む母親は意外と多いのでは?と思ったりもする。そもそも毎日の一番忙しい時間帯に永遠に授乳するというのは、「小さなこと」なんかじゃない。夕飯の準備から上の子のお風呂や寝かしつけ、1日の忙しさが集結する時間だ。でも、私はこの「クラスター授乳」というキャッチーな単語を掲げて、夫にも諦める宣言をした。

今だけ。そう思えば少し楽になる。心を無にして乳を差し出すしかない。


授乳について、もっと学べる環境ができてほしい

母乳にしろミルクにしろ、授乳は赤ちゃんの生きていく要なのに、なぜこんなに教育されないまま、私たちは孤独に授乳と向き合い続けているのだろう。出産後すぐのヘロヘロな身体と朦朧とした頭で聞いた授乳の話、1カ月訪問の助産師さんの助言、これ以外は能動的に情報を取りにいかないと何も入ってこない。

一人目の出産の後、しっかり母乳を飲めているしこれで良いと思っていた。今振り返ると乳腺炎で40℃越えの熱が3回、白斑を繰り返し、カチカチのオッパイを夜中に泣きながら絞った。あんなの正しいはずがない。

これから赤ちゃんを産む人、今授乳中の人がもっと授乳を当たり前に学べ、アップデートできる環境が整いますように。






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