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言葉のルーツ やばい

今日はね、やばいよ。なんてったってやばいの歴史を見つけたんだからね。
ポンと昔。

「やばー」

何かやり忘れていたり、失敗したり、急な用事が入ったりした時に言ったりするよね。

「やばいっ」

いたずらが見つかりそうになった時にはこう言って急いで逃げたりもするよ。

「やばー」

すっごくおいしい物を食べた時や、すてきなプレゼントなんかもらった時に、うれしくて言う時もあるね。

昔ね、これは刑務所けいむしょの中で使われていた言葉なんだって。刑務所の中にとらえられた人たちを見張っている人たちがいるよ。その人たちが監視員かんしいんさ。刑務所につかまって閉じ込められていたどろぼうたちが監視員のことを『やば』と呼んでいたんだって。

そのどろぼうたちだった人が刑務所から出て普通の生活をするようになるでしょ。けれど、チラリ警察官の姿を見ると刑務所にいた時のくせが抜けなくて、

「やばがいる」「やばい」

なんて言っていたんだって。

でね、せっかく刑務所を出てもまたどろぼうをしてしまってね、そこを見つかってしまって、警察官やお店の人に追いかけられたりする時、

「やばい、やばい、やばー」

って言って逃げて行ったんだって。
そんな歴史のあるやばいだったけれど、すっかり意味が変わっていってるよね。
今ではこんな風に、こまっちゃったあとか、びっくりーとか、すてきなんて、いろんな意味に変心できる便利な言葉になってるんだね。言葉も生きているようだね。面白いね。

僕もね、今、PCをデータを上書きしちゃうところだったよ。

やばいね!

#雑学 #語源

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