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【考え事】0からはじまる

■ すごろく

 最近息子はすごろくにハマっている。朝・昼・夕方の休憩時間、「何する?」と聞くと、はじめに出るのが「すごろくしよっか~」である。次は「紙ヒコーキしよっか~」である。だいぶ「すいせんすいじゃく」の陰が薄れつつあり、好みの変化を実感している(ただし電車は共通している)。

 お外には怖いバイバイ菌がいる事になっているので、「お外いこっか~」とならないだけマシだ。来週から幼稚園が始まるらしいので、いよいよ次のステージに移る。よく頑張ってくれました。

■ 今いるマス=1

 ただすごろくを覚える時に困ったのが、今いるマスが1になってしまう現象だ。サイコロを振って3が出ても、今いるマスを1として「1・2・3!」と移動してしまうため2マスしか進めない。これは困った。。

■ 0の登場

 そこで父親は持ち合わせた学校教育の賜物の中から「0(ゼロ)」を繰り出した。ちなみに0をWikipediaで調べてみると、

無を表現する数の概念。

・・・むっちゃカッコイイやないか。。。神秘的やないか。。発見してくれた3~4世紀の古代インド人に感謝。

 よし。これで今のマスを0とすればちゃんと移動してくれるハズだ。試してみろ息子よ。サイコロで3が出たら「0!1・2・3!」だ!今のマスを「ゼロ!」と言いながら踏みつけるんだ!!

■ すごろくを覚えた

 その結果、息子はめでたくすごろくが不自由なくできるようになった。ちょうどプラレールのすごろくで北海道がスタートで鹿児島がゴールなので、今は都道府県と認識していないかもしれないけれど地理を覚えられる。電車は便利だなぁ。これまでの日記にも書いたように、電車を通じてカタカナ・ひらがな・アルファベット・そして人間関係まで教えられている。それに今回地理と数字も加わると、電車を通じてめちゃくちゃ多くの事を吸収してくれている。という事で皆様、幼児教育に電車はおススメですよ。

■ 自然な数

 「いやぁ~電車最強やな。オールインワンやな。」などと安心していると、父親はここで一つマズい事に気がついた。自身の記憶だが、中学の時に「自然数」の定義を先生から習った時に、

赤ん坊が自然に数える数だよ

という教え方をしてもらい、「おぉ、たしかに小さい子が0、1、2とは敢えて数えんよな。という事は自然数は1,2,3…か!マイナスも0も入らんのか!!なるほど!!」と納得した覚えがある。その考え方はあっているので、自然数と整数の違い系の問題で間違えることは無くなり、これまで不自由なく生活してきた。

■ 0を与えて自然数を奪ってしまったかもしれない

 ・・・おや・・・?ちょっと待てよ。。。俺はたしかついこないだ息子に「0(ゼロ)」を与えた。。。そしてすごろく中毒になっている今、1日に数十回は「0!1・2・3!」と唱えているぞ・・・。ここで先生から

赤ん坊が自然に数える数だよ

と習った場合どうなる・・・?息子はその時、

あ!自然数は0・1・2・3か!簡単やな!

と覚えてしまわないだろうか。。。あぁ・・・なんてことを・・・。(/_;) 

と、すごろくを安定して遊べるために自然ではない0を注入してしまったことを反省しております。そんなことは余裕で凌駕するぐらい賢くなってくれることを祈ります。がんばれ息子よ。


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と、最後に自然数のWikipediaのリンクを貼って終了にしようと思ったら、

自然数を 1, 2, 3, … とする流儀と、0, 1, 2, 3, … とする流儀があり、前者は数論などでよく使われ、後者は集合論、論理学などでよく使われる(詳しくは自然数の歴史と零の地位の節を参照)。日本では高校教育課程においては0を入れないが、大学以降では0を含めることが多い。いずれにしても、0 を自然数に含めるかどうかが問題になるときは、その旨を明記する必要がある。自然数の代わりに非負整数または正整数と言い換えることによりこの問題を避けることもある。


と書いてありました・・・(;゚Д゚)まじかよ!!知らんかったよ!!

・・・という事だ息子よ。数学の世界は深い。父ちゃんは1からと習ったが、0始まりのお前の自然数の方が正しいのかもしれない。それは俺には分からん。父ちゃんのいう事は話半分で聞いてあとは己の目で確かめてくれ。

いずれにせよがんばれ息子。

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