【日記】ETCカード
■ ETCカードが挿入されていません
車の運転でよく聞くお馴染みのフレーズ「ETCカードが挿入されていません」だが、海外で乗られている日本車でも日本語でアナウンスされるため、海外で有名な日本語になっているようだ。
車を降りる時には「カードが残っています」と警告されるが、これまで「いやいやETCカードなんて誰が盗るねん。まぁ念のため抜いとくか。」ぐらいの感じで対応していた。しかし今日、ETCカードが盗難に遭ったかもしれない事案に遭遇してしまった。
今日は夏休みを取っており、家族でドライブをしてお出かけしたのだが、駐車場に停めてから次に乗り込むまでの約2時間の間にETCカードが消えてしまった。そこに向かう行きがけでETCカードを使用したので確実に車中にあり、ドライブレコーダーで確認しても降車時は「カードが残っています」、次の乗車時は「ETCカードが挿入されていません」だったため、その間に紛失したことは確実だ。
状況的には、カードを抜いてどこかに入れたか、途中で落としたか、カードが残っており誰かに盗られたかの3択だが、結局現地調査もできていないのと、記憶があいまいなのとで決着がつかず、結果的にはカードを無効化して再発行の手続きをして終了となった。今の段階で利用履歴が無いため、損害は0で済んだと思う。
■ ETCカードを盗むメリット
ここで気になったのが、ETCカードって盗んでなんのメリットがあるんだろうという事だ。もしカードが車中に残っていたとして、ドアに入れてあった100円玉が無事でETCカードだけが盗られた状況であれば、犯人はETCカードを狙い撃ちして盗んだことになる。そんなことをしてメリットがあるのだろうか。
車上荒らしは窃盗罪になるようだ。起訴されると10年以下の懲役または50万円以下の罰金の罪になるらしい。まず車上荒らしを行うにあたって大前提としてこのリスクがある。
次にETCカードが利用できるのは、ご存知の通り高速道路の料金所である。
「ETCカード」とは、有料道路の料金所で、車を止めることなく料金の自動支払が行えるカードです。
また、もし車の持ち主が帰ってきたとすると、ETCカードの紛失に気づく可能性は非常に高い。そして紛失に気づいた人が取る行動は、①探す、②止めるの2択である。
つまり盗んだETCカードは、盗んでから②で持ち主に止められるまでの間、高速道路の料金所を高速で通過できる便利なカードである。その権利に対して犯人は「10年以下の懲役または50万円以下の罰金」を差し出していることになる。どう考えても割に合わなさすぎる。
■ 盗んだ後の行動
ちょっとシミュレーションしてみよう。
「・・・おっ!あの車ETCカードが残ってるぞ!これはチャンス!!」
(・・・ササッ!・・・ε=(o*・ω・)o)
「よし!上手く行った!さぁ、持ち主に気づかれる前に沢山高速に乗って請求金額を跳ね上げてやるぞ( `ー´) ふふふふふ。」
「しかしあれだな。気づかれる前の数時間の間にどれだけ長い間高速道路に乗れるかが勝負だな!よし!早速行くぞε=(o*・ω・)o」
・・・という風になっているはずだ。つまり高速道路でどこまで行けるかのタイムトライアルの状態になる。しかも高速道路利用中にカードを止められた場合は、ETC料金所でゲートが開かずに止められてしまう上に、なおかつ自費で清算しなければならない。そしてさらに成功した場合も相手の財布にダメージが行くだけで、自分のお財布には全く嬉しい影響がないのだ。
果たしてこんな大人版ピンポンダッシュのような状況に対して、10年以下の懲役または50万円以下の罰金のリスクを負うことができるだろうか。全く理解ができない。しかも常習化しているのであればおそらくETCの事は知り尽くしており自分のカードも持っているし、利用履歴から車種の特定もされかねないので頻繁に乗り換えることが必要になってくる。本気でやるとすれば相当贅沢でクレイジーな遊びだ。
(犯人)気づかれる前にできるだけ遠くに行ってやるぞーーーー!
うぉーーーーー!!ε=(o*・ω・)o
(高速出口)ピンポーーーン!バキッ!!
(後ろの車)「プ――――ッ!プップップーーーーーー!!
何やってんだお前!!」
(料金所の人)「お客さんもドジだね~。はい、6500円ね。」
(犯人)「いや~時々やっちゃうんすよね~(エヘッ 」
みたいな状況を想像すると、少し可哀想になってきた。マジで何にもメリットがない。。
■ お気をつけください
まぁ実際はクレジット一体型のカードを目当てに盗んで、ハズレ(ETC専用)だったら捨てるんでしょうが、そうだったら抜いた瞬間確認して戻してくれたらいいのに。。。
今日の紛失が、落としたものか盗難かは分かりませんが、いずれにせよ車上荒らしには十分ご注意ください。
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