はじめまして、きこりディレクターの繁田です。
静岡の木を使った家具作りプロジェクト、ヨキカグがスタートいたしました!
これから、ヨキカグの「挑戦」をこのブログやSNSで発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
ーまずはこのnoteを書かせていただく私の自己紹介。
ヨキカグのきこりディレクター繁田浩嗣(36)、2児の父であり、玉川きこり社の代表を務めています。静岡市生まれの静岡市育ち、(途中少しだけアラスカにいたりもしましたが笑)生まれてこのかたずっと静岡に住んできた、生粋の静岡(とアラスカ)大好き人間です。
大学卒業後は静岡の地域情報誌すろーかるに入社、創刊から約7年間、広告営業や編集に没頭しました。その後独立してオクシズ(静岡市の中山間地)の玉川地区に「(株)玉川きこり社」を設立。
昔から「生きる力があるかっこいい男」になりたいという夢を持っていたところ、編集社時代に「きこり」の方々とお会いする機会があり、「こんな近くに、こんなにも生きる力のある人がいたのか!」と衝撃を受けてきこりになることを決意し弟子入りをしました。
玉川きこり社では、林業とクリエイティブの2本柱で「山の価値を10倍にする!」という目標に挑戦中です!
ここからはヨキカグの生い立ちについて。
今からちょうど1年ほど前になるでしょうか。
「静岡の木を静岡の家具屋さんに使ってもらえるようにしていきたい」ということで静岡県の家具作りに携わる行政担当者からお声かけがあり、林業家、製材屋、家具屋、デザイナーなどが集められて意見交換会が開かれました。
その時のことを少しだけ赤裸々にをお話ししちゃいますが、、
その時の会合では、「それは素晴らしい!ぜひみんなで力を合わせて実現しよう!!」といった前向きな意見はほとんど出なかったように記憶しております(関係者の皆さまほんと正直ですみません苦笑)。
これは個人的な見解なので全く違っているのかもしれませんが、参加された方のほとんが、「ああ、またそういう感じのやつね、、」という想いを抱かれていたように思います。
近年、地域材を使った家具作りのプロジェクトは日本全国で行われてきました。日本全国山だらけで、みな同じ課題を抱えているからです。
しかしそのほとんどは大きな成功を収められないでいたり、助成金を使ってデザイナーズ作品を制作するに留まっているといったものばかり、、
(言葉が選べないディレクターですみません汗)
(もちろんそうでない素晴らしいプロジェクトもきっとあると思います)
みなさんそんな現実を知っていたからこそ、
「ああ、静岡でも同じ失敗が繰り返えされてしまうのか、、、」と思ってしまったのではないでしょうか。自分もその一人でした。
しかしながら、「家具産地静岡は衰退してしまった、、。静岡で新しい家具の未来を切り開くには今しかない!」「何かきっと糸口があるはず!!」。
そんな、なんとかしたいという熱い想いを家具職人の皆さんが抱えていることも知れた日でした。
自分が驚いたのは、静岡には家具屋さんがいっぱいあって林業もこんなにも盛んなのに、身近な木が全くと言っていいほど家具に使われていないんだということを知ったことです。
気がつけば自分から、「ディレクターをやりたいです!」と手をあげていました。ディレクターなんてやったことないのですが笑
でも、挑戦したかった。
とっても難しいであろうこの挑戦を、この大好きな静岡で成し遂げたい!
何より、自分自身の目標でもある「山の価値を10倍にする!」ことに直結するという確信があったからです。
ここからは熱い想いを書きます!
地域材を活用しよう!木材自給率をあげよう!そんな動きが全国で広まる昨今ではありますが、使われるのは建築の案件ばかり。木の使用量が少ない家具は後回しにされてきました。
でも実は、家具こそが木の魅力を最も伝えられるものであり、木の魅力を1番楽しめるものではないでしょうか。
もしもダイニングテーブルが身近な木でできていたら。毎日毎日身近な木に、思う存分スリスリできちゃうんです。
テーブルだけではありません。ソファにベッドに本棚にキッチンに毎日スリスリ笑♪
暮らしの真ん中にあるもの、それが家具なのです!!!
家具が変われば暮らしが変わる。
暮らしが変われば社会が変わる。
社会が変われば、山だらけの日本が変わる。
身近な木と身近な人を繋げる、こんなに素晴らしいプロジェクトは他にありません。絶対に成功させたい!
そして家具業界に革命を起こしたい!!
しかしながら、自分は家具のことをまだ全然知りません。
林業も、先輩方に比べたら昨日今日はじめたばかりの新人です。
ましてやディレクター経験はゼロ、右も左もわかりません。
まず自分にできるのは、ヨキカグに集まった本当に素晴らしい職人さんたちの魅力を1人でも多くの人に伝えていくこと。そこを、死ぬ気で頑張ります。
メンバーの誰よりもヨキカグのことを考え、時間を費やし、そして1人でも多くの方に会って直接伝えていきます。かっこよさなんて一ミリもいりません、ひたすらにどさ回りです!
身近な木を家具に使う、一見とてもシンプルで当たり前のように聞こえるかもしれませんが、すでに様々な課題が浮き彫りになってきています。
このnoteでは、そんな課題をどう乗り越えていくのか、そんなリアルな挑戦の記録を綴っていきたいと思います。
ヨキカグの理念は、「身近な木と関わる全ての人を幸せにする!」。
家具を買いたいなと思っている方もそうでない方も、ぜひ、この挑戦が成功し、身近な木と関わる全ての人が幸せになっていくまでを見届けていただければ幸いです!
そしてもちろん、あなたもその1人になっていただけるよう頑張って取り組んで参ります!
これからどうぞ、よろしくお願いいたします。
第一回目の投稿ということで、気合が入って長くなりすぎてしましましたが、最後までお読みくださり本当にありがとうございます。
☆静岡の木で作ったヨキカグを体感したい方は、ヨキカグを作るこちらのお店へどうぞ!現在4工房がヨキカグに参加しています!!
https://hinokicraft.jp/(HINOKI CRAFT)
http://www.kinrin.co.jp/ (手造り家具の金鱗)
https://iwakagu.com/ (iwakagu)
[ お問い合わせ]
ヨキカグ実行委員会事務局
静岡市葵区桂山712−4(玉川きこり社内)
TEL054-292-2730 FAX054-292-2770
https://yokikagu.jp(HPは現在製作中です)