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Leica M4でフィルムカメラはじめました。

フィルムカメラはほんとに流行っているのか

デジタルカメラの売上減少が深刻らしい。僕の周りでも、最近一眼買ったよ、とかミラーレス買ったよって声、ほとんど聞かない。いまプロ以外で新製品をチェックしているのは、ブログやYouTubeをやってる人、カメオタぐらいじゃないだろうか。

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一方、女性誌やInstagramではフィルムカメラにハマる若い子が増えてるなんて話は前からちらほら。写ルンですやチェキも相変わらず人気。スマホでもHUJIというアプリは、デジタルの写ルンですのような画質で、デジタルの日付も入るアナログっぷり。一過性のブームで終わるかと思われたLOMOも、いまだに新しいフィルムを出し続けていたことを知って驚いた。

フィルム写真にはそれなりの魅力があるのは認めつつも、「現像・プリント代をかけてまでフィルムで撮る必要ってあるの?」って思ってしまう僕は、フィルムカメラにハマる理由は今までなかった(※大好きなポラロイドカメラは僕の中では別物です、笑)

コスト面で言うと、デジタルカメラは現像・プリント代はかからないけど、パソコンやら現像ソフトウェアやらバックアップのストレージやらで結局はそれなりのお金がかかる。さらに新製品が出る度にボディを買い換えなきゃいけない気になるし、同じ機種を10年も使えないかもっていう耐久性の問題もある。僕の愛用しているM9も、ついにCCDセンサーの交換ができなくなるそう。もう1台欲しいな……。

一度フィルムライカを使ってみたかった

僕の場合、M8とM9を買って以来、すっかりレンジファインダーのカメラにハマっていたものの、フィルムのライカMシリーズは使ったことがなかったので興味があった。種類が多いので何を買ったらいいのかわからず、いろいろ調べてみた。

周りに持っている人もいないので、実物も見たことがなかった。一度、マップカメラにM5を見に行った。M5は人気があまりないので安かったからだ。その時にM4も一緒に見せてもらったのだが、それでM4が好きになった。ちょうどいいサイズ感だったのだ。M5は持ちやすいけどデカすぎた。M6以降はデザインがデジタルっぽいのでそもそも眼中にない。

結果的に、1969年製のM4を手に入れた。シリアルナンバーを調べたところ、いわゆる後塗りと言われるブラックペイントみたい(買った後に知ったんだけど)。オリジナルのブラックペイントはすごい値段が付いてるので買えない。ブラッククロームもあって、それもなかなかカッコいい。購入にまつわる話を始めると、それだけで話が進まなくなるのでカットします、笑。

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とりあえず、こんなん撮れました

以下の写真は、富士フィルムのネガフィルム X-TRA(ISO400)で撮ったもの。M4には露出計がないので別途用意する必要があるが、今回は適当に勘で撮ってみた。結果、ネガフィルムなら案外なんとかなる。

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以上はSummilux 50mm(2nd)で渋谷にて。

以下はSummicron 35mm ASPHで。特別フィルムっぽい!とも思わないけど、デジタルの写真とはやっぱり違うよね。ボヤッとしてノスタルジック。

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M4を使ってみてよかったこと

・電源ON/OFF(バッテリー)がいらない
・シャッターを押すときのタッチ
・ボディが薄い/軽い
・フィルムを巻き上げる操作
・ボディのデザインがカッコいい

全てちょっとしたことだけど、デジカメやM8/M9と決定的に違うのはこんなところ。特にバッテリーがないって最高。充電し続ける呪縛からの解放はデカい、笑。M4は電子部品が一切ないところも気に入った。

逆にイマイチなのは、フィルム装填のしづらさ。ちゃんと装填したつもりが全部空シャッターだったこともあった、笑。それでもM3よりはマシなのかな?

最後に現像関連費用についても触れないと。キタムラあたりに出すと、36枚撮り+CD書き込みで1200円。それにプリントもすると3000円近い。プリントはネットの安いところに頼んだ方が良さそうだな。以前デジタルのプリントをお願いした「しまうまプリント」さんは品質も良かった。

次回はモノクロフィルムで撮った写真を紹介したいと思います。フィルムカメラは、モノクロにハマりそうな予感大です……。

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原宿にて。M4+summicron 35mm ASPH


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