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初めてのリクエスト撮影経験記

8月25日に初めてリクエスト撮影(以下リク撮)を経験したので、気づいたことを記しておく。通常、撮影会に所属するモデルさんを撮影する場合、撮影会が指定した撮影スタジオまたは野外の集合場所近辺でしか撮影できない。一方、リクエスト撮影は自分の撮りたい場所でモデルさんを撮影することができるのが大きなメリットだ。

撮影場所を考える

Leica M9
summilux 50mm
Model: 苺華さん(momo撮影会)

今回僕が撮影場所に選んだのは、神奈川県の葉山。集合場所は逗子駅で、バスで数十分の一色海岸と森戸海岸あたりで撮影するプラン。撮影開始は集合時間からカウントするので、バスの移動を含むことで撮影時間を削られることになるが、それも承知で葉山にした。

理由は、できるだけ人の少ない海で撮りたかったのが一つ。もう一つは、海の美しさ。この時期の鎌倉や鵠沼の海ではどちらも厳しいと考え葉山にしたが、大正解。本当は、僕が単に葉山が好きなだけなんだけど。

撮影の時間配分

Leica M9
summilux 50mm
Model: 苺華さん(momo撮影会)

ずっと同じ場所で撮影するスタジオ撮影と違い、外での撮影は時間配分が難しい。特に初めての場所では、当然ながら行ってみないとわからない部分が多い。

また今回のようなどピーカンの晴れの日の場合、日陰のない海岸でぶっ通しで撮影するのは結構キツい。こまめに休憩をとり、モデルさんの体調に気を使う必要がある。とはいえ大体の場合、若いモデルさんより年齢のいったカメラマンが先に限界を迎えるのだが。

今回は休憩含め3時間の撮影だったが、一色海岸のように撮影スポットがいくつかあり、バスの往復移動時間45分程度を含めると、あっという間に過ぎてしまった実感だ。より多くの撮影カット数を確保したい場合は、気に入った場所が見つかったらあまり移動せず、集中して撮るのが良いかもしれない。

リク撮の楽しさ

Leica Q2
summilux 28mm
Model: 苺華さん(momo撮影会)

リク撮の楽しさは、撮影前にどこに行こうか、どんな写真を撮りたいかと思い巡らす時間から始まる。考えた撮影イメージとロケーションをモデルさんに伝え、どんな衣装にするかを一緒に考えるのも楽しい。

当日になり、撮影場所についていよいよ撮るぞ!となる瞬間のワクワク感もいい。今回は目的のビーチに着くと、平日だったせいか思ったより人が少なく、海の水がきれいで、モデルさんと一緒にいきなりテンションが上がった。

帰宅して撮影した写真をチェックする喜びも、スタジオ撮影よりずっと大きい。一日頑張った疲労感と共に、頑張って撮った写真がちゃんと写っていただけで感動するし、無事大きなトラブルもなく撮影が終えられたことにも感謝の気持ちが湧く。

結論:また行きたい!

Leica Q2
summilux 28mm
Model: 苺華さん(momo撮影会)

今回リクエスト撮影を初めて経験して思った結論は、事前に考えることはそこそこ多いが、シンプルにやって良かったということ。今回の撮影がうまく行ったのは運もあるだろうし、モデルさんとの相性もあるだろうし、天気が良かったせいもある。たまたまいろんな要因が重なって良い結果に終わったわけだが、今回の経験は一つの自信になった。

最後に付け加えておきたいのは、今回の撮影を通じてモデルさんと交わしたコミュケーションの楽しさ。東京からちょっと離れた自然溢れる場所で解放的な気分になり、モデルさんと意見を交わしながら良い写真を撮ろうと努力したひとときは、普段味わえない貴重な時間だった。

改めて今回協力してくれた、モデルの苺華さんに感謝したい。

Leica Q2
summilux 28mm
Model: 苺華さん(momo撮影会)


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