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#169 資産形成という角度で老後のお金の準備のことを考えてみませんか?

おはようございます!
ファイナンシャルプランナーの梶川です。

今回は、老後のお金の準備の考え方について
書いていきます。

※前回(【note 168】)からの続きとなって
 おります。

“今からそんな先の話なんて考えられない”
という方が多いと思いますが、先回りをして
これからのお金のことを考えてみると、この
ままの家計の状態で良いのか?がわかり、
モヤモヤした気持ちをスッキリさせることが
できます。

未来(ゴール)という視点から物事を考える
ことを“逆算思考”というのですが、これが
できるようになると家計管理が楽になり、
資産形成にも前向きになれます。

直近4回の投稿では退職金について書いて
きたのですが、退職金のない企業でお勤めの
方や自営業の方は、より資産形成について
考えておく必要があります。

このとき、資産形成という角度で老後のお金
の準備について考えてみるとあなたの家計の
方向性を今から決めておくことの意味に
気づけます。

もしかしたら…“お金の勉強を始めたい!”
と思うようになるかもしれません!

↑ぜひ!(笑)

それでは、資産形成という角度で老後の
お金のことを考えてみるときのシミュレー
ションのやり方をご紹介しますね!
(●*’v`*人)

例えば・・・

現在35歳の方が老後資金を65歳で2000万円
準備したい!と思った場合の話です。

これらを貯金で準備する場合、今から毎月
約5.6万円の積立が必要です。

-----------------------------------------
≪1年あたりの貯蓄額≫

2000万円 ÷ 30年 = 約66.7万円

≪月々の貯蓄額≫

2000万円 ÷ 30年 ÷ 12ヵ月 = 約5.6万円
-----------------------------------------

これ以外にも、別途、お子さまの教育費や
今後の車の買換え費用などの準備がいること
を考えると、この金額を今から貯めるのは、
けっこう大変です。

これに対して・・・

“お金に働いてもらう”という視点で老後の
お金の準備について考えてみると、毎月の
積立額の目安は変わってきます。

例えば・・・

目標金額を2000万円、積立期間を30年とした
上で、下記の目標設定[想定利回り(年率)]
で資産形成にチャレンジする場合、毎月の積立
額はこのように変化します。

≪毎月いくら積立てる?≫

[積立期間:30年間/目標金額2000万円]

[1%(年率)] → 毎月積立金額:47,661円
[3%(年率)] → 毎月積立金額:34,321円
[5%(年率)] → 毎月積立金額:24,031円

この計算は、金融庁のサイト内にある下記の
シミュレーションを用いています。

★金融庁:資産運用シミュレーション
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

もちろん、目標設定はあくまでも“目標”と
なりますので、実際の結果がどうだったか?
については、30年後になってみないと
検証することはできません。

思ったような結果が出なかったということも
あり得ます。

また、目標設定を高くすればするほど資産
形成中のお金の値動きの幅(上がったり、
下がったり)が大きくなります。

この状態を“リスクが高い”と言いますが、
お金に働いてもらうということの意味を
“メリット”“デメリット”という両方の
視点から考えてみてもらえたらと思います。

目標設定をどれくらいにするのか?は、人
それぞれのリスクに対する考え方(許容度)
によって異なります。

いろいろな角度から資産形成について考えて
みることも、今から未来のためにできる取り
組みの一つです。

目標をもって資産形成に取り組むという姿勢
そのものは大切な視点となりますので、老後
準備の参考にしてもらえればと思います。

また、これらのリスクを減らすための対策や
方法を知ることも資産形成をする上では大事
にしたい視点です。

実は、これらの基本を学べるのが、“お金の
勉強”です。

まずは、知ることから始めてみませんか?

本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!

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