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#47 どうやってFPを選んだらいいの?

おはようございます!
ファイナンシャルプランナーの梶川です。

今回は、ファイナンシャル・プランナー
(以下:FP)にお金の相談をする前に
知っておくべき“FP選びのポイント”
についてお伝えします。

それは・・・

“FPによって得意分野が異なる”

ということです。

その他にも、相性や実務経験が必要に
なってくることも合わせて覚えて
おいてくださいね!
(●*’v`*人)

それでは、どんな分野があるのか?
説明していきます。

例えば、FPの資格を持っている方々が
所属している日本FP協会のHPでは、
FPのことをこのように説明しています。

『FP(ファイナンシャル・プランナー)は、
 家計に関わる金融、税制、不動産、
 住宅ローン、保険、教育資金、
 年金制度など幅広い知識を備え、
 一人ひとりの将来の夢がかなうように
 一緒に考え、サポートする専門家です。』

ちなみに、2020年3月1日現在の
個人会員数は20万人を超えています。

実際は・・・というと、専門分野は
FPによって異なります。

具体的に説明すると・・・

FP資格の勉強では、6つの分野に
ついて学びます。

① パーソナルファイナンス
  ※ライフプランニング
  ※リタイアメントプランニング
② 金融資産運用設計
③ 不動産運用設計
④ リスクマネジメント
⑤ タックスプランニング
⑥ 相続・事業承継設計

このように、お金の勉強の幅が広いため、
どの分野の実務経験を有するかでFPの
専門性(強み)も変わってくるのです。

次に、FPはこんな会社にいることが
多いです。

☆FP事務所
☆銀行
☆証券会社
☆不動産会社
☆住宅メーカー
☆保険会社
☆保険代理店

その他、【note 46】でご紹介した
士業の方々もダブル資格として
FP資格を取得されています。

ちなみに、日本FP協会のHPによると
業種別の割合はこんな感じです。

☆FP事務所・士業事務所:7%
☆証券:19%
☆銀行・金融:11%
☆生保・損保:21% (保険関係)
☆不動産・住宅:6%
☆事業会社:14%
☆協同会社:5%
☆官公庁・自治体・団体:4%
☆学生・主婦・その他:13%

[2019年9月現在]

いかがですか?

一言で“FP”といっても、これだけの
違いがあるのです。

もちろん、全分野に対して一定基準の
知識は有しているのですが、専門分野が
異なると、知識の深さや事例数(経験数)
も変わってきます。

つまり、“資格”よりも“実務経験”や
“総合的な視点で相談できるか?”と
いう観点が大事になってきます。

言い換えれば、“どのような立場で
アドバイスをしているのか”が重要に
なるということです。

これらを踏まえてFP選びをすると
あなたのお悩みに寄り添った相談相手が
見つかるかもしれませんよ!

これは、私自身の経験でもあるのですが、
資格は“武器”や“信頼性”になっても
家計相談の中では、“実務経験が勝る
ことの方が多い”のです。

(注)仕事上、必須な資格もあります。

また、少しずつお客さまとの信頼関係が
できて距離感が縮まってくると、お金の
相談が人生相談へと変わってきます。

そのため、あなたがFPを選ぶときには、
“あなたの悩みに寄り添ってくれるか?”
という視点も大事になってきますので
頭の片隅に入れておいてくださいね!

本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!

★FP学習ガイド
https://www.jafp.or.jp/kojin/keizoku/guide/

★データでみるFP資格
https://www.jafp.or.jp/aim/fpshikaku/data/

※日本FP協会 支部別会員数
(2019年9月1日現在:島根支部)
 ⇒AFP認定者:447人
 ⇒CFP®認定者:58人

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