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#56 人生100年時代も夢じゃない!平均余命と健康寿命って?

おはようございます!
ファイナンシャルプランナーの梶川です。

家計相談の中で“長生きのリスク”
という言葉や考え方を使うことが
しばしばあるのですが、その背景に
あるのが、平均余命と健康寿命です。

そこで、今回は“平均余命”について、
次回は“健康寿命”について書いて
いきたいと思います。

実は、FP3級の勉強を始めたとき、
初めて聞く言葉の多さに戸惑ったの
ですが“平均余命”と“健康寿命”
という言葉もお金の勉強を通して
知りました!

これらを学んだとき、自分の人生に
ついて考えさせられたのですが、
自分の人生と学びを紐づけて考える
ことができるのが、お金の勉強の
良いところです。
(●*’v`*人)

≪平均余命とは?≫

ウィキペディアによると・・・

『平均余命とは、ある年齢の人々が、
 その後何年生きられるかという
 期待値である。』

と書かれています。

↑上記の説明がわかりやすかったので
 こちらの表現をご紹介しました。

実際に公表されているデータを見て
いただいた方がわかりやすいので
リンク先をご紹介しますね!

★厚生労働省「主な年齢の平均余命と延び」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life10/01.html

リンク先のデータの見方を交えて
平均余命の説明をすると・・・

例えば、平成22年のデータを用いて
私の年齢・35歳・女性の平均余命を
調べると、52.03年になります。

このデータから読み取れることは、
“私の年齢を起点に考えると、平均
して約87歳まで生きる可能性がある”
ということです。

つまり、35歳の時点の平均的な余命が
52.03年なので、これに私の年齢分の
年数を足すと・・・

52.03年 + 35年(歳) = 87.03年

になるのです。

これに対して、平成22年簡易生命表に
よると、女性の平均寿命は86.39年です。

35歳の私は、平均寿命より少し長生き
する可能性がありそうです。

次に、老後をイメージするために退職
年齢前後の平均余命を見てみると・・・

60歳の方々の平均余命は、28.37歳。
65歳の方々の平均余命は、23.89歳。

です。

その先の平均余命を見てみると・・・

70歳の方々の平均余命は、19.53歳。
80歳の方々の平均余命は、11.59歳。
90歳の方々の平均余命は、5.76歳。

です。

それぞれの年齢に到達したときに
改めて寿命を考えてみると・・・

60歳になったら、88.37歳まで…
65歳になったら、88.89歳まで…
70歳になったら、89.53歳まで…
80歳になったら、91.59歳まで…
90歳になったら、95.76歳まで…

生きる可能性が高まります!

上記は、10年前のデータなので、
もう少し長生きできる可能性もある
かもしれませんが…人生100年時代も
夢ではないのです!

つまり、自分ごととして捉えても
良いほど、100歳まで生きることが
現実味をおびてきているのです。

ちなみに、島根県は人口10万人当たり
の100歳以上の高齢者数が、105.15人
で全国1位です。

実際、女性と男性では、平均寿命に
差がありますが、今から人生100年
時代を見据えた“人生戦略”が必要
と言えます。

つまり、お金、健康、生きがいなど、
自分の人生をデザインしていくことが
求められます。

だんだん長くなりましたので、この
続きは次回の健康寿命のところでして
いきますね!

男性の場合は?と気になった方は、
ご自身で調べてみてくださいね!

データの読み取りの勉強にもなりますよ☆

本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!

★厚生労働省:島根県における百歳以上高齢者数の訂正について
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177628_00004.html
※令和元年9月1日現在の当該台帳に登録された
 百歳以上(9月15日現在の年齢)の高齢者数