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#109 奨学金を活用することになった大学生のお子さまの気持ちの変化が嬉しかったときの話!

おはようございます!
ファイナンシャルプランナーの梶川です。

今回は、大学在学中に奨学金の活用を
することになったときのお子さまの
気持ちの変化が嬉しかったときの話に
ついて書いていきます。

【note 74】でもご紹介したように
奨学金を活用しているご家庭は2人に
1人と言われています。
(日本学生支援機構の調査)

★公益財団法人 生命保険文化センター「奨学金を受けている学生の割合はどれくらい?」
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/education/10.html

子どもに借金を背負わせるのが嫌だと
いう理由から、奨学金の活用をネガ
ティブに考えらる方もおられますが、
奨学金の活用によってお子さまの自立心
を後押しするきっかけになる場合もあり
ますので、一例をご紹介しますね!

家計の見直しをするときには、家計全体
からお金の使い方を考え直すのですが、
その際、大事にしていることが、“人生
100年時代を見据えた家計管理”という
視点です。

実際に、お客さまとのご相談の中で
こんな質問をして先々のことを考えて
いただきます。

それは・・・

「先々のどこかでお金が足りなくなったら
 お子さまに頼ることをお考えですか?」

です。

この質問をすると、ほぼすべての
お客さまが…

「こどもに頼りたくありません」

「私たち夫婦の収入で何とかやって
 いきたいと思っています」

「こどもに迷惑をかけたくありません」

と、言われます。

実はこの状況、“こどもの学費も出して
あげたい!”自分たちの老後も何とか
したい!”と欲張りな状態(頑張りすぎ
ている状態)なのですが、このことに
気づくと、家計の見直しの方向性も
決めやすくなります。

実際、大学2年生以降から奨学金の
活用を考えられたご家庭では、お子さま
自身にも“お金の使い方を意識する
きっかけ”ができます。

なぜなら、これまで奨学金の活用をして
いる友達の暮らしぶりを見ている側だった
感覚から、突然、当事者に変わるのです
から、お金の使い方を改めざるを得ない
自分の環境に直面し、自立心が芽生えます。

同時にご両親への感謝を再認識されます。

このことは、お子さまにとって活きた
お金の勉強になり、今後の学生生活を
見直す意識づけになります。

また、ご両親がお金の話をお子さまとする
ことにより、お金の使い方の見直しや
奨学金の返済が無理なくできる就職先を
探すという発想に至ることもあります。

このような体験をすると、奨学金の活用
自体もお子さまへの金銭教育のツールに
なるなぁと嬉しくなるのですが、同時に
お金の勉強の大切さを実感できます。

奨学金の活用をどのように捉えるかは
ご家庭ごとの価値観によって異なり
ますが、未来に良い影響を与える側面も
知っておいてもらいたいお金の話です。
(●*’v`*人)

本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!

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