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返事が早すぎる日本人

どうもみなさん。

今日は個人的に、好きというかとても納得した言葉を簡単に紹介します。

それがこちらです。

“The biggest communication problem is
we do not listen to understand. We listen to reply.”


引用: https://steemit.com/life/@ks10/the-biggest-communication-problem-is-we-do-not-listen-to-understand-we-listen-to-reply

こちらです。意味は「コミュニケーションにおける最大の問題は、理解をするために人の話を聞かないことである。私たちは返事をするために話を聞いている」です。

留学中には、日本人とは何か、自分たちは世界から見たらどういう“個”として存在するのか(文化的な意味で)、たくさん考えましたし、気づいたこともありました。

その中の一つが、「日本人は返事が早すぎる」ということでした。

会話中の返事が早い=必ずしも良いことではない

もちろん一般化するのは難しいですし、そうでない人もたくさんいることが前提ですが、僕は自分に心当たりがあります。

例えば友達と何かについて話している時、答えのない疑問にぶつかった時に見られます。

早いというのは、自省して考える時間が短すぎるということです。

上の引用文でもありましたが、本来のコミュニケーションのあり方は、そこにあるトピックについて、内省(self reflection)をして考えたことを共有することが理想だと思います。

つまり、自分の意見に対して、

「ちょっと待てよ、この自分の意見は本当に正しいのか?」
「偏った意見になってはいないだろうか」
「相手のこの主張は何を根拠にしているのだろうか?」
「主観的に喋っていないか?」
「客観視できるデータに関する知識はあったかな?」

等のワンクッションをきちんと置いて会話をすることが、より質の高いディスカッションを可能にします。

ですが、議論中に「ただ返事をすること」だけを目的とするコミュニケーションスタイルをとってしまうと、相手の意見や議論の内容を理解しようとする姿勢で話を聞かずに返事を組み立ててしまいます。

結果的に返事が早くなるだけで、内容は希薄で攻撃的にもなる可能性があります。

思考時間について

留学中のクラスメイトの中で、1人ずば抜けて頭の良い人がいました。僕のいう頭の良いという意味は、単にテストの点が高い、暗記が得意という「日本人感覚」でいう頭の良いではありません。

答えのない疑問を客観的に捉えようと多角的に考え、その考えをわかりやすいようにアウトプットし、教員や他のクラスメイトを巻き込んでその考えを育てようとする人でした。

そしてその人を思い出すと頭に浮かぶのは、「考えている姿」でした。

じっと顎に手を当てて、腕を組み、じっくり考える姿勢がとても印象的でした。

やはり、信用性のあり良い意見やアイデアを考えだすためには、じっくり思考する時間も必要だと思っています。

Noteに投稿されるみなさんも、公開するまでにじっくり考えませんか?この言い方でいいのか、間違ったことを発信していないか、そのような内省する時間が発信内容の質を高めますよね。

それを口頭でも、とにかく常に内省をすることを、僕は常に頭に入れて教団に立つようにしています。

意見やアイデアを共有するために

今YouTubeなどでは、「論破」や「正論」などの言葉を用いて、人の優位に立とうと答弁する人がいたり、人を理詰めで説き伏せることを良いことだとまで思っている人が多くいます。

僕はそのような討論の仕方は反対です。意見はぶつけ合うものではなく、互いにすり合わせて、理解し合えるようにお互いがきちんと話を聞くことが大切だと思っています。

そのためには、思ったことを即口に出すのではなく、相手を理解するためにもきちんと考えることがこの国をより良くするためのきっかけになると思います。


終わりに

はい、今日も好き勝手喋りました。

内容には共感していただけましたでしょうか?少しでも違う意見や、賛成意見があれば、コメントいただけると幸いですし、少しでもこの記事の内容がためになったと思ったなら「スキ」をいただけると嬉しいです。


今日も読んでいただいてありがとうございました!

では!!

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