【条件付入学という選択肢】海外大学院に入るのは難しくない!
みなさん、こんにちは。
今日はタイトルの通りで、
海外の大学院で学位を取りたいけど難しそう
海外の大学院で勉強するなんてエリートでしょ
と思って諦めかけている人に、いや大丈夫!なんとかなるよ!と声をかけたくて書いています。
海外の大学院、僕の場合はアメリカの大学で修士号を取得しました。
なのでこの記事は基本的にはアメリカの大学院の話をしていると思って聞いてくれたら嬉しいです。
それでも共通項目も色々あると思うので、とにかく海外の大学院に興味がある人のきっかけになれば、と思ってます。
アメリカの大学院ってどんなとこ?
まあこれも一般化は出来ませんが、大体共通するのは、
・英語で専門的な内容を学ぶ
・言語能力も論理的思考能力もかなり高レベルな学生がクラスメイト
・受け身でいることはご法度で、とにかくディスカッション
こんなところです。今思えば結構色々と大変な思いもしましたが、挑戦してよかったと心から思っています。
こうすれば海外で大学院生になれる!
もう手っ取り早く、じゃあどうして難しくないと言えるのか、どうすれば英語力がない、やっていける自信がなくても大学院生になれるのか。
それはずばり、「条件付き入学」での入学を選ぶ方法です。
アメリカの大学院に入学するには二つの方法があります。
一つ目は、「英語能力検定試験(TOEFLやIELTs)で高いスコアを取得、そしてそのスコアレポートと同時にエッセイなどを提出して出願し、入学の許可を得る」パターンです。
これは後述する方法と比べても、たしかに最短での入学になるので、金銭的には安くすみます。あと滞在期間も短くなります。
ただ僕のおすすめは二つ目の「入学を希望する大学院がある大学附属のESL(英語集中コース)から入学し、そこのESLをある一定の成績以上で卒業することで大学院への入学が許可される、条件付き入学」という方法です。
条件付入学[Conditional Addmission]とは
この条件付入学[conditonal admission]とは、入学の条件とする「英語力の証明」をTOEFL等のテストスコアで測るのではなく、自校附属のESL(英語集中コース)の卒業を条件とする入学方法です。
手順としては、条件付き入学を希望することを大学院の留学生受け入れ担当へ連絡し、所定の手続きを行います。
僕の時は、手続きに必要な事務書類を除くと、主にStatement of Purpose(入学希望理由書)を提出しただけでした。
そして晴れてESL生になれたあとは、とにかく良い成績での卒業を目指します。
僕のときは、ESL卒業時のGPA(Grade Point Avarage)が3.3以上(Max4)が必要条件でした。
この条件をパスすれば、あとは自動的に大学院生としての生活がスタートします。
ですがこの方法にもデメリットはあります。まずは、英語能力検定での入学に比べると、ESLで学ぶ期間の「学費」と「時間」がかかります。
これは人によって異なりますが、早く最短で学位を取得したい場合はかなりのデメリットですね。
ですが、もしそのお金と時間に制約が無い場合、この条件付き入学のメリットは大きいです。
条件付き入学のメリット1: 最初から英語力が高くなくても良い
条件付き入学の1番のメリットは、「最初から英語が出来なくても良い」ことだと思います。
もちろん最終的にはそれなりの英語力が無ければ修士論文も書けませんし、そのあとの口頭試問(Defense)もボロボロになるでしょう。
ただ、条件付き入学で先にESLに入って英語を勉強するので、「英語初心者」でもなんとかなるのがこの方法です。
日本で留学前にTOEFLやIELTsで高得点を取得するためにはそれなりに勉強しないといけません。
しかもテスト勉強になるので、モチベーション維持も大変ですし、なかなか上がらないスコアを見て凹むこともあるかもしれません。
だったら、そんなプロセスをすっ飛ばして、もうESL生として入学してしまえばいいのです!
ESLに入学するときに、Placement Testという英語力を測るテストを受けます。
その結果によって、どのレベルのクラスに配属されるか決まるので、ようは同じぐらいの英語力のクラスメイトと勉強することになります。
同じ学習者に囲まれて英語に集中できるので、大学院生活の準備期間として先にESLで勉強する方法は大きなメリットになります。
条件付き入学のメリット2: 現地慣れができる
そして二つ目ののメリットは、現地の雰囲気に慣れることができることです。
英語能力検定試験の高スコアを提出して入学した場合、急に今まで住んだこともない土地で大学院生としての生活が始まります。
何もわからないままいきなりハイレベルな授業や課題をこなしながら生活することになります。
これは正直かなりきついと感じる人もいると思います。英語を使用することにも慣れていないので、必要最低限生活するだけでも大変です。
でも条件付き入学で先にESLを経験しておけば、その街で暮らすことに慣れることができますし、同じキャンパスで1学期以上すでに過ごしているので、学校生活に慣れたまま大学院の勉強をスタートできます。
実際に僕のコースにも、ESLを経ずにテストで高スコアを出して入学した非ネイティブもいましたが、コミュニケーションや生活に関しては慣れるまでが少し大変そうでした。
もう知っている環境で、安心して学業に取り組めるのはかなり大きなメリットだと思います。
終わりに
今回は条件付き入学に関して、僕の知るところを共有させていただきました。
実際に僕もこの方法で大学院に入学し、修了しました。
英語能力検定試験で一定以上のスコアをとらないといけない、英語ができないと大学院留学ができないと思っていたのなら、それ以外にも方法がありますよ!
もし今まで諦めていた人がいたなら、ぜひ一緒に別の方法でなんとかできないか考えませんか?
今回もここまで読んでくれてありがとうございました!
では!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?