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食物アレルギー歴20年↑な自分を振り返る2 対大人編
幼稚園から小学校低学年頃のわたしは、長すぎる自分のアレルギー説明を「どうにかまとめられないか」と考えていた。
魚と貝とカニとエビとタコとイカと——……長い。こんなに多い人、周りにはそういない。
いっこに出来たらええのになぁ。
今でも不思議だが、アレルギーが無くなれば……とは1度も考えなかった。
「いっこに」というのも、1つの食材という意味ではなく、名前を1つにしたいという意味だ。
ちいさくてもバリバリの関西人なので、グダグダ長々話すのが嫌だったのかもしれない。
あれば掴みはバッチリやで!みたいな性格ではないので、どこで披露するかは謎だけど。分かりやすいほうがいいに違いないとは考えていた。
「魚介アレルギー」やと、魚と貝だけ。魚だけと思う人もおるし、他のもんはいけると思われるかも。
海も海藻も大丈夫やから、海アレルギーも違う。
そういえばウニは食べられへんけど、ウニってなに?……魚貝エビカニタコイカウニアレルギーに言い直すべき?
うーん、難しい。
アレルギーまとめよう計画は一旦打ち切りとなった。早い。飽き性。
しょっちゅうアレルギーのことを考えているわけではないから、仕方ない。ということにしよう。
(ちなみに幼いわたし、ウニは棘皮動物らしいぞ)
他人にアレルギーのことを説明する機会は、初対面か、一緒に何かを食べる時くらいしかない。
「その時にきちんと伝えられたらそれで良い」という方向にシフトした。
では、実際どうしていたのか。
今回は相手が大人の時を振り返る。
アレルギーを説明しよう 〜大人の場合〜
大人への説明は難しい。
子どもに食べ物を渡すのは、大人だ。
小さい子に「アレルギー?聞いたことある!」と言われると喜ぶわたしだが、大人は"先"をいってもらわないといけない。
世の中色んな大人がいる。
アレルギーなんて気持ちの問題、食べれば治るんでしょとか、特定原材料以外のアレルギーは存在しないなどと言い出す大人もいる。
んなわけあるか。
大人が何でも知っていると思うのは子どもの常だが、アレルギーに関してはそうでもないぞ、と警戒心剥き出しだった。
上記の認識でいられるとマズい。行動範囲の狭い年齢で会う大人=身近な人。親戚や教師、地域の人達。ちゃんと覚えてもらわないと危険すぎる。
しかし、小学校低学年なんて、なんでも大人から教えてもらう年齢だ。性格もあるかもしれないが、「大人に教える」という行為そのものに抵抗があった。しかもこれ、相手にどこまで知識があるかによって難易度が上がる。
大人にアレルギーのことを噛み砕いて教えないといけない子ども…………。
本当に、大人への説明は難しい。いまの方がよっぽど楽だ。
※当時と現在ではアレルギーの認識も少し違うし、大人をディスりたいわけではないのだが、この時期は良い印象があまりない。申し訳ないけれど。(今も昔もアレルギーっ子や親は大変だと思う)
いい人にも沢山出会いました。その話はまた今度。
幼いわたしが最終的にたどり着いたのは、わかってくれる人とそうでない人を見極めることだ。
知ろうという気がちゃんとある人なのか、興味本位でしっかり聞く気はない人なのか。(※興味本位が悪いとは思わないけど当時は「大人なら知っててよ!」という気持ちが強かった……)
大人でも、アレルギーに縁がなければ知らないこともあるだろう。わたし自身、自分にないアレルギーについては詳しいと言えない。
話を聞いてくれそうな人には精いっぱい話して、ざっくり把握したい人には最低限のことだけ伝えればいい……という考えに至ったわけだ。
それでいいのかって感じだけど(笑)
当時の自分が納得したのだから、ここでは深く突っ込まないことにする。
ちなみに最低限というのはこれ(昔描いた)↓
(合ってるけど雑)
あなたを殺人者にしたくないし、もちろん殺されたくもないので、気をつけてねあなた、気をつけようねわたし!
と思っていたし思っているが言う勇気はない。
[3に続く]
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