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優しい国。

某国に数年ぶりに行ってきた。

ファストパスしか経験していないので、アプリ駆使の現行制度に順応できるか心配していたが、心配なかった。というか、関係なかった。
アプリが駆使できたところでスタンバイパスというオンライン上のパス(指定の時間に並ぶ権利のパス)の競争率はバリ高い。抽選制のショーチケットも滅多に当たらない。

でも大丈夫!(吉高由里子風に)

それでもとても楽しいのだ。
正直ランドに入った時には
(やっぱり計画して当日を待ってる間が一番楽しいんだよな)
と思った。
どう楽しめばいいか久しぶりすぎてわかんない。
平日に来たのに、ランド内こんな通勤ラッシュ並みに人いるんだーとちょっと引いたりもした。
それでもとても楽しかった。

なぜ楽しく感じられたんだろうか。
休みをガッツリ遊んで過ごせたから?
作り込まれた世界観があるから?
楽しませる仕掛けばかりだから?
それらも絶対にあるのだけど、今回特に感じたのは、完璧な優しさだった。

完璧な優しさとは、
甘えることが絶対的に許される、
ということ。
キャストは笑顔で来園者を楽しませることを約束してくれている。

世のサービスにはムラがある。
サービス内容として約束されている事項であれ、タイミングによっては頼みにくかったり、利用することがはばかられたりする。
そこには、個人あるいは組織で対応できる限界があり、もちろん当然の事象である。提供側も利用側も致し方なしで大体において完結する。
(私はサービスを提供することもあるが、サービスを受けることもある。サービスの提供側と受け手側の感覚については長々書きたくなるが、ここでは書かない。ともかく、サービスにはムラがある、できてしまう。という事象だけ挙げる)

某国はすごい。
どんな甘ったれの要求にも笑顔で応えてくれる。他のお客に影響が出ないように。
受け皿も広く用意されているので、キャストも迷うことなく対処できる。
国を総じてみんなを迎え入れてくれている。
だから安心して老いも若きも大はしゃぎできるのだ。

チケット代はどんどん上がっているが、致し方なし。キャストの皆さんにきちんと還元がなされているなら。

また行きたい。

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