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はじめに
秋分は9月23日~10月7日の時期で、日の出から日没までの昼と、日没から日の出までの夜の長さがほぼ同じになり、これから次第に夜の時間が長くなります。そのため、鰯雲や鱗雲などが空高く浮かぶ秋空が広がり、農作物の収穫の時期を迎えます。なお、秋分に一番近い戊の日は秋の社日といい、作物を実らせてくれた田の神が山に戻る日と言われ、豊作を祈り、感謝するお参りに行きます。
このように季節は秋から冬へと次第に変化していくでしょう。
 
節気のサイン
 秋分は、昼と夜の長さが同じになるお彼岸を迎え、これから夜の時間が少しずつ長くなります。秋分はご先祖供養の日でもありますが、豊作の祝いの意味も含まれています。
季節の始まりの初候は、秋の味覚であるマツタケやハゼが旬を迎え、空には鰯雲、鱗雲、鯖雲など秋特有の雲が空高くみられるとともに、道端には彼岸花が咲き乱れます。そして、季節が進む次候では、サンマやサトイモなどが旬を迎え、紫色が眩しい紫苑の花が咲き乱れます。
また、終わりである末候は、トラフグや銀杏が旬を迎えるとともに、金木犀の花が咲き乱れると稲の実りである収穫のサインです。
 

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