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寒波が続いています。
明日は関東でも雪が積もるかもしれないということ。
大寒なので仕方ないことなのですが、寒波は意外にも生活の様々なところに影響を及ぼします。
そこで、今回は寒波と食卓についてまとめてみたいと思います。

寒波が続くと野菜が高騰する
 寒波は急激な気温の低下・強風・積雪などをもたらします。この寒波は野菜の生育や環境を大きく変えために、野菜が高騰する原因になることがあります。そこで、野菜が高騰する理由を考えてみます。
1) 野菜の生育不良
  寒波によって野菜の生育不良が起き、それが原因で高騰する場合があります。特に野菜の生育には温度と日照時間、さらには甘みなどの要素を考えると温暖差も重要です。これらが狂うと野菜の生育に大きな影響を与えます。
2) 栽培コストが上がる
  寒波によって気温が下がると、暖かいはずのビニールハウス内の温度も下がってしまいます。外気に左右されることなく温かい状態を保つため、暖房を使いハウス内を温めるのですが、この暖房費用なども野菜の価格に上乗せして販売されるため野菜が高騰してしまうのです。さらに、ビニールハウスでの暖房費には燃料が必要であり、環境にも大きな影響を与えます。
3) 物流がストップする
  野菜の多くいは産地から運ばれてきます。そのため、寒波により交通網がマヒすると、輸送に時間とお金がかかります。その結果、野菜の価格が高騰するのです。2016年、寒波の影響で九州地方に多くの雪が降りました。長崎県では観測史上最大の17㎝を記録し、鹿児島県では5年ぶりに14㎝もの雪が降ったそうです。

寒波に影響されやすい野菜
 寒波の影響を受ける野菜はどのような種類があるのでしょうか?
寒波に影響を受けやすい野菜は、暖かい地方で取れる冬の野菜が多いとされています。暖かい土地で寒波が起こると、野菜の生育に影響を与えるだけでなく、暖房や物流のコストがかかります。
 具体的には、キャベツ・白菜・レタス・ピーマン・ブロッコリー・かぶの価格が高騰しやすい野菜です。これらの野菜は、寒波が去った後もしばらく値上がりを続けます。

まとめ
 寒波が続くと、寒くて身体を壊すだけでなく、食卓にも大きな影響がります。そう考えると、一年中どんな野菜でも食べられることも良いことなのですが、季節の野菜を中心に食卓を組むことが大切ということです。そうなると、環境負荷を考えても地産地消。地元の野菜を食べることが大切なのかもしれません。

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