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食をきっかけに、様々な国に興味を持つことの勧め

世界には、〇〇タウンと呼ばれる、
移民コミュニティーが形成されている地域が数多くあります。
ここトロントも、多くの移民コミュニティーが有りますが、
他の都市とは違う事は、狭い範囲にギュッと凝縮されているため、
気軽に多くの地域を尋ねることができ、とても楽しいです。

チャイナタウンを歩いていたかと思うとリトルイタリーが現れたり、
ムスリムコミュニティーを抜けるとグリークタウンにたどり着いたり、
数時間で世界を旅できる気分。

さて、今回紹介するのはイラン街です。
トロントから北へ地下鉄イエローラインを使用し、
ノースヨークという地域へ向かいます。
最終のフィンチ駅へたどり着くと、
そこからバスで5分・徒歩でも20分ほどで見えてくるのがここ。

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アラビア語ではなく、ペルシャ語です。

実は僕はペルシャが大好きです。
フードやモスクなどの建築物はもちろん、
人柄がどこかひと昔前の日本のような印象が強く、
非常に興味深い国です。

カナダへ来る前に立ち寄りたかったのですが、
立ちはだかるのは国際問題の壁。
一度イランに入国すると、カナダの隣国アメリカへの入国が大変になります。
イランは救済措置として、
入国時パスポートとは別紙にスタンプを押してくれるとの事ですが、
実際それで記録が残らないのかどうかは、定かではありません。

話を戻して、ここにはペルシャの食材やハラールを取り扱う
スーパーマーケットが2店舗あります。
その中で、ローカル感の強い「Arzon Supermarket」へ立ち寄りました。

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食材のほか、デリも併設しています。

今回僕がいちばん好きな「ゲイメ」をオーダーしました。
日本で食べた時、美味しすぎて感動したことを覚えてます。
しかし、日本人向けではなく、
より本場に近い味が食べたいという気持ちが強く、
今回ようやく辿り着きました。

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とにかくおいしい!
そして日本で食べた時と違うのは、とにかく油っぽい!
でも独特のスパイスやハーブが効いていて、
日本人向けの上品な味とは少し違い、
本当においしかったです!
この感じを探していました!

さて、みなさんはイランにどのような印象を持っていますか?
「核」「テロ」「危ない」
個人的な考えですが、
政治の印象と一般市民に対する印象を、混同させるべきではないと思っています。
もちろん政治の問題があることは事実です。
アメリカからの経済制裁もある中、
実際代理戦争もしていますし、何かと良いことばかりではありません。

ただ、カナダに住むイランの人と話す限り、
フレンドリーな人が多く、多くの人は日本が好きと言ってくれます。

先日別のペルシャ料理レストランへ日本人同士で行きましたが、
僕らのテーブルにだけ、デザートをサービスしてくれました。
シェフは本当におしゃべり好きで、頻繁にテーブルにきました。
サービスしてくれた理由は「日本が好きだから」
従業員に日本の人もいるらしく、
信頼を寄せており、今後も日本の人を採用したいらしい。

さて、僕ら日本の人はどうでしょう?
ステレオタイプがまとわりついてないでしょうか。

一度で良いのでイランに限らず、
もし良いイメージを持っていない国などががもしあれば、
その地域の料理に挑戦してみてもよいと思います。
シェフと会話したり、内装を見てみたり、
気軽に国を知ることができる、最も良い方法だと思います。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。


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