ロシア製ヘリの平壌ツアーは再開されるのか 北朝鮮が国境閉鎖を解除
朝鮮中央通信が8月27日、国外に滞在する自国民の帰国を承認すると発表し、実際の帰国が始まった。
これまでは、新型コロナウイルス対策を理由に帰国が規制されていた。開放は、コロナによる国境封鎖から実に3年7カ月ぶりとなる。
これに先だって北朝鮮国営の高麗航空の旅客機が平壌と中国・北京、またロシア極東ウラジオストクの空港を往復していた。
欧米の旅行社の中には、北朝鮮ツアーを取り扱っているところがある。そういった会社にも北朝鮮側から連絡があり、ツアー再開が告げられている。
日本でも人気の高い平壌マラソン(4月)の再開も気になるところだ。
関連の記事を英語や韓国語で読んでいたら、KoreaKonsultというスウェーデンの会社は、朝鮮労働党創立記念日ショートツアーを組んでいることが分かった。
10月10日は朝鮮労働党の78周年記念日にあたる。その前後に4日間のツアーがあり、費用は898ユーロ、約13万円だ。もちろんこれだけでは終わらない。
旅費の計算は、ロシア極東のウラジオストクからのものだから、ここまでの旅費が必要になる。現地でも出費が予想され、20万円以上になるのは間違いない。
それでも、秘境ファンにはたまらない魅力かもしれない。
注目したのは、このツアーの中に、平壌上空のヘリツアーがあったことだ。
こう書かれている。
ヘリによる空中観光は、2015年頃から観光商品として提供されているようだ。
ユーチューブにも映像がいくつか投稿されている。
海外からの観光客を招くのは、もちろん外貨稼ぎにもなるが、米国からの攻撃を防ぐ意味もあろう。意外と北朝鮮は、したたかに自国防衛を考えているのかもしれない。
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