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間違った電車に乗っても

Sometimes the Wrong Train Takes You to the Right Station.

まちがった列車が、目的の駅に連れて行ってくれることもある。

インドの諺には、味のあるものが多く、時々読み返している。今回紹介するものも、その1つ。もともとはヒンズー語なのかも知れないが、英語でも使われている。

インド映画『めぐり逢わせのお弁当』のなかで、最初は主人公サージャンの後任のシャイクが、そして映画の最後では主婦のイラがサージャンに語るセリフとして登場する。
人生には間違った選択をしたり、遠回りをしたりすることがあるかもしない。しかしあとで考えれば実はそれが正しい選択で、最終的にはうまくいくこともある。

インドの言葉と絶景100より


もう一歩ふみこんで解釈するのなら、間違った列車にのって慌てるより、1度行き先を変えてみてもいいかもしれない。偶然乗った列車に運命を任せ、新たな目標を持つこと。実はその方がよかったりする。

韓流ドラマ「愛の不時着」にも、このセリフが出てくる。主人公の会話を再現すると。。。

ジョンヒョク:将来のことは考えない。

セリ:なぜ?

ジョンヒョク:考えてた将来と違ったら悲しくなるからね。

セリ:インドではこう言うそうよ。
“間違た電車が時には目的地に運ぶ”。私もそうだった。私の人生は乗り間違いの連続。だから一度は途中で全て投げ出したくて、どこにも行きたくなくて、飛び降りようとした。

でも今の私を見て、とんでもない乗り間違いでなんと38度線を越えちゃった。

でもね、思い通りにいかなくても将来を考えてみて。私は、私がここを去ったあとも、あなたには幸せでいて欲しい。どんな電車に乗っても必ず目的地に着いてほしいの。


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