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お客様に喜んでもらえた週報

9月9日放送の「カンブリア宮殿」をつい先日に録画で観ました。

その回は京都の青果仲卸会社の「万松青果」さんの躍進の秘密に迫るというものでした。

とても勉強になる内容でしたが、その中でも特に印象に残ったのが、全従業員にお客様に喜んでもらえたことを毎日一つ報告させて社内で共有しているという「喜んでもらえた週報」のお話でした。

会長の中路さんのお話では、この制度を導入してから、業績が劇的に良くなったということでした。

「お客様に喜んでもらえることを実践する」

それは商売をする上ではごく当たり前のことですが、それを「週報」という形で報告させ、社内で情報共有しているという会社はなかなか珍しいのではないでしょうか。

商売は「日々の商いの積み重ね」です。

「日々の商いの積み重ね」ということは「日々のお客様に喜んでもらえたことの積み重ね」でもあります。

その内容は「従業員 × 勤務日数」の分だけ蓄積されていくということです。

・そんなこと当たり前のことではないか
・敢えて報告するまでもなく日々実践していることだ

等々、既に共通認識になっていることも多々あるとは思いますが、

・そんなやり方があったのか
・それには今まで気が付かなった
・そんな些細なことでもお客様に喜んでもらえるんだ

等々、新たな発見も多々あるはずです。

そしてそういった発見以上に大事なのは、「毎日報告する」ということをルール化することで、それが習慣化するということです。

「お客様にどうやったら喜んでもらえるか」

「お客様に何をしたら喜んでもらえたのか」

そんなことを毎日「意識」するということです。

そして、成果としての報告が義務付けられている為、「意識」するだけでなく、それを「実践」してその結果の「お客様が喜んだ」という「成果」までが必要になるということです。

そしてそれは「売上ノルマを達成する」といったような難しい「成果」ではなく、誰にでも達成できる簡単な「成果」であるということです。

更に言えば、それは「自分の為」でも「会社の為」でもなく「お客様の為」なので、判断基準が明確です。

実行に雑念というか迷いが入り込む余地がないのではないでしょうか。

「シンプル且つわかりやすくて最大限の効果を発揮する」

そんな施策なのではないでしょうか。

早速、今日自店の主力メンバーとも話して、自社でも似たような制度を導入してみようということになりました。

自社は「万松青果」さんのように「従業員27名全て社員、成果主義撤廃」という形式は取れませんので、自社にあった形式(ルール)での導入をしていければと思っています。

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