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店内外完全禁煙

自店は2008年の創業時はランチもディナーも喫煙可のお店でした。

当時は多くのお店が喫煙可能で、禁煙のお店は少なかったように記憶しています。

2012年に3号店のお客様からの声で、ランチのみ禁煙に切り替えました。

そして、その後に深夜帯(22時以降)のみ喫煙可としました。

数年前からは深夜帯も禁煙に切り替えました。

そして店の外に置いていた灰皿も撤去して、店の中だけでなく、店の外も完全禁煙に切り替えました。

このように、徐々に禁煙出来る比率が減少していき、最終的には店外も含めて0%になったわけですが、この禁煙施策によるお客様の減少はありませんでした。

2020年4月に改正健康増進法が全面施行され、飲食店には新しい喫煙ルールが適用されました。

それにより多くの飲食店が禁煙になったこともお客様数の減少に繋がらなかった要因とも考えられます。

愛煙家の常連のお客様も変わらずに足を運んで下さり、禁煙がきっかけでお客様が離れていくことはないと思うに至っています。

それよりもむしろ、元々禁煙のお客様の満足度向上に繋がっているようです。

新規のお客様で、全席禁煙ということで、入店をキャンセルされて帰られる方も時々はいらっしゃいます。

深夜帯は特にそのようなお客様の比率が高いような気がしています。

しかし、そのようなお客様は喫煙のお店であればどこでも良いのです。

そして、禁煙がきっかけで、入店をキャンセルさせるなら、お客様にとって自店がその程度のお店だったということです。

・禁煙であってもそのお店のXXが食べたい
・禁煙であってもそのお店で食事をして楽しみたい

そんな風に思ってもらえるようになれば良いということです。

そして、自店のお客様だけでなく、お店の前を通る一般の通行人に方々にとって、店の前で喫煙しているお客様がいたら、結果的に迷惑をかけてしまうのではないかと考えるようになり、それも禁止にしました。

完全禁煙になって、禁煙者の満足度向上に加えて良かったことは、「禁煙にしたらお客様が減ってしまうのではないか」といったような余計な心配事がなくなったことです。

経営における判断事項が一つ減ったわけです。

そして喫煙に関するあらゆる業務がなくなるということです。

これも何気に大きのではないかと思っています。

経営をシンプルにする。

「完全禁煙」の施策もその一翼をになっているということです。

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