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視点を変えて考えてみる

一つの場所をシェアして活用するシェア店舗やシェアキッチンのようなものが普及しはじめています。

これは1つの場所を10人で借りればおおよそ1/10の家賃で借りられるので小コストでスタート・運用が出来るというものです。

借り手側から考えると、

・コスト低減
・魅力的な店舗の集まりによる集客効果

が期待できます。

一方で貸し手側の視点でも、区画を小分けすることで賃貸価格を上げられるという視点があります。

つまり、30坪の場合の坪あたり単価よりも10坪の場合の坪当たり単価の方が高く設定できるというものです。

例えば30坪をA店に30万円で賃貸出来る物件を10坪づつにわけて3店舗に賃貸する場合は15万円×3店舗で45万円の価格になるという考え方です。

このことを頭に入れた上で、借り手側の視点に再度立ってみると、30坪を45万円で借りて店長が3人いるという見方も出来ます。

こう考えた時に、これが仮に1店舗での契約であった時にこの条件で成り立つのだろうかと考えてみることも出来ます。

店長クラスが3人いる店舗はかなり高人件費です。

店長3人+スタッフ複数名の人件費を賄えるだけの売上を見込めるのだろうかと考えてみるのです。

かなり難しいこともわかってきます。

しかしながら、店舗を小分けしたことでその場所自体が魅力的な場所になり、集客力が飛躍的にアップするのであればまかなえるかもしれません。

その場合の集客力は貸し手側の力(マーケティング力等)が大きく寄与するものと思われます。

ショッピングモールの中の店舗やフードコートも同じような考え方が出来るかと思います。

借り手側だけでなく貸し手側の視点にも立ってみる。

その上で再度俯瞰的に視点を変えて見直してみる。

そうすることで見えにくかったリスクが発見できたりします。

そのリスクを頭に入れた上で実行するのとしないのでは、結果が異なってくるのではないでしょうか。

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