見出し画像

言葉の宝箱 0934【人の一生はあまりにも短い。限りある時間をどう生きるか。それが人間の価値を決める】

『ラストワンマイル』楡周平(新潮文庫2009/10/1)

本当に客を掴んでいるのは誰か?
暁星運輸の広域営業部課長、横沢哲夫は草創期から応援してきた
ネット通販の「蚤の市」に裏切りとも言える
取引条件の変更を求められていた。
急速に業績を伸ばし、
テレビ局買収にまで乗り出す新興企業が相手では要求は呑むしかないのか?だが、横沢たちは新しい通販のビジネスモデルを苦心して考案。
これを武器に蚤の市と闘うことを決意する。
運送業界を舞台に繰り広げられるビジネス小説。


・ビジネスが動く時は必ず金が絡む P14

・勝つために必要なのは一つしかない。そう、知恵だ P39

・人生と同じように、
ビジネスにもバイオリズム、いや運気と呼べる波がある。
人間の生命に限りがあると同じく、
未来永劫に亘って繁栄を続ける企業などありはしない。
日々、
刻刻と変化する市場に対応できなければ即座に退場を余儀なくされる。
それがビジネス社会の冷酷な掟だ P43

・金は女と同じだ。追い求めれば逃げる。
能力のある人間が力をフルに発揮すれば黙っていてもついてくる P101

・人の一生はあまりにも短い。
その中で、全力疾走できる期間はわずかだ。
限りある時間をどう生きるか。
それが人間の価値を決めるんだ P102


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?