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言葉の宝箱 0678【小説とは一つの“本当”を伝えるために延々と“ウソ”を吐き続ける作業】

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『マウンドの神様』あさのあつこ他(実業之日本社文庫2017/6/15)

甲子園を目指す球児たちと交差する人間模様を描くアンソロジー。
小説6編、エッセイ2編。
『梅里駅前商店街の熱い風』あさのあつこ
『絶対的最後』朝倉宏景
『わが家の高校球児』荻原浩
『あの日、監督がうなずいていていれば、僕は――』早見和真
『カープレッドよりも真っ赤な嘘』東川篤哉
『空くじなしの宝くじ』宮下奈都
『肩車も権利』額賀澪
『甲子園に帰る』須賀しのぶ

・どんなつらいことでも、終わりは来るんだよ。
嫌だってあがいても、拒否しても、泣いても、わめいても、
終わるときは、たぶんあっけないほど簡単に終わる P82

・小説というのは
一つの“本当”を伝えるために
延々と“ウソ”を吐き続ける作業 P103

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