訪問薬剤師について薬学生がケアマネージャーに話を聞いてみた。

こんばんは。
こたつとみかんが恋しい季節です。もはや一日中こたつに浸かっていたい。
(こたつないけど)

noteやtwitter 界隈では、いやテレビや世間でも
『今年一年をふりかえって 』 という文字が踊っています。
まぁ今年は色々ありましたし...というか大晦日だしね。

その 雰囲気を 逆にいく記事です。年の暮れにも関わらず、イベントに飛び込んできて その興奮のまま 行動して...頭を冷やしたいための 自分用のアウトプットに近いです。
すっきりした頭で年始を迎えたいので.....。

こたつに浸かりながら、暇なときにでもどうぞ。

記事を書こうと思ったきっかけ

きっかけはこんな感じ。

とあるイベントに参加して、ケアマネージャーと
薬剤師の関係ってどうなってるんだろう?
と思った
⬇️
あるケアマネージャーさんに話を聞く機会を得る。
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頭がパンクしそうだったので整理するためにアウトプットすることにした。

とあるイベントは...twitterのほうでフォローしている 薬剤師の先生の こちらのツイートから。

https://twitter.com/takoyaki8o_o8/status/1343349410466463744?s=19

どんな仕事をしている人たちなの?

ケアマネージャー、訪問薬剤師、という言葉を はじめて聞いたとか、 よく知らないという人もいると思うので簡単に。
(簡略化しているので 実際とは違う部分もあるかもしれませんがあしからず。)

ケアマネージャー....
介護が必要な人に対して 必要
介護サービス案をつくり サービス
事業者との調整を行う
、介護保険に関するスペシャリスト。
介護支援専門員ともいう。

ケアマネージャー...介護に関わる人。

在宅薬剤師.....
患者さんの自宅や入居先に訪問して
薬学的な面から 医療を提供する。

ex.
・医薬品を届ける
・のみ合わせや食べ合わせによる相互作用を防止する
・服薬方法を指導する
・管理方法に対してアドバイスするなど...

薬剤師...医療(薬剤)に関わる人。

この2つの職業は、在宅医療 というワードで交わります。

在宅医療.....
高齢化などによって病院や、薬局に歩いていくのが 難しい患者さんが年々ふえています。
そのため、家で 医療者の訪問をうける『在宅医療』が注目されている。

患者さんが介護保険を受けているときは、訪問薬剤師の仕事は 介護保険サービスの範疇に入る(サービス事業者となる)ため、ケアマネージャーと 協働することがあります。

そのため、薬剤師が 仕事で 患者さんの自宅を訪問するときは ケアマネージャーさんの立てる 介護サービス案(ケアプラン)に 組み込まれる 必要があります。

しかし、訪問薬剤師の仕事や 役割が十分にケアマネージャーのほうに 認知されておらず そのため 摩擦が 生まれてるのではないか...

上記のイベントに参加した私は そのように感じました。

ケアマネージャーになるには、実務経験や、医療・介護分野の 国家資格の取得が 条件になってきます。

とすると、薬剤師の資格をもったケアマネージャーさんが増えたら、訪問薬剤師の仕事はやり易くなるのではないかと考えました。

実際薬剤師の資格をもったケアマネージャーさんは増えてるのだろうか?

と思い 呟いた内容がこちら。

https://twitter.com/ayatiyumyum/status/1343924220338663424?s=19

実際にケアマネージャーさんに疑問をぶつけてみた

薬学生(私のこと。)(薬):4年生。 病気*の人、と 健康の人 で 分けて考える風潮に少し疑問を感じている。(*慢性疾患などについて。)

今回話を聞いたケアマネージャーさん(ケ): 薬剤師と社会福祉士の国家資格を持ち 現在はケアマネージャーとして働いている。

(一問一答型式。編集しています。)

『実際、薬剤師と仕事することはあるんですか?』

(ケ) : 「あるけど、サービスの質は 薬局ごとにバラバラな感じがあるね。例えば、『薬飲んでました。血圧は正常でした』と 伝えられたらどうする?」

(薬):「え?」

(ケ):例えば『患者さんやご家族がどういう風に思ってるか』とか『他の職種がどんなところにきをつけたらいいか』とかも 共有出来たら良いよね。

『薬剤師が 医師や事業所に営業かけることもあると聞いたんですが本当ですか?どんなきっかけで
協働することが多いですか?』

(ケ):事業所に薬剤師さんがくることもあるよ。
実際に訪問薬剤師さんに入ってもらうきっかけは
医師からの指示がおおいかな。

(薬):病院の薬剤師さんからの紹介とかは?

(ケ):うちは 退院時カンファで病院薬剤師を見かけること自体がそもそも少ないから、あまりないね。

『今後、在宅医療が活発になるなかで薬剤師の資格をもったケアマネージャーが増えていくのでしょうか?』

(ケ):研修とか見てると薬剤師さんもいるけど
ケアマネージャーとして働く人は少ないと感じるね。知識として持っておきたいという人が多いのかな。

(薬):え、それはなぜですか?薬剤師との 協働が
やりやすくなるかなと思ったのですが...

(ケ):考えられる理由は2つかなぁ。
まず、給料が減る(笑)。薬剤師で働いた方が給料は高いよ。あとは、 ケアマネージャーって 調整がメイン。薬剤師として、『薬学的指導』をするのとは 立ち位置も変わってくるからね。

聞いてみて。

唐突なインタビューに答えてくださりありがとうございました。

お話を聞いていて

薬剤師に関わらず
『その患者さんのより良い生活に必要かどうか話し合って必要なときは お願いすることもある』
という言葉が心に残りました。

患者さんに個性があるように、それぞれの職種や職種につく人にもそれぞれ 役割や個性があって それに日々向き合い 調整されている ケアマネージャーさんの仕事の奥深さを見た思いでした。

自分は薬学的な知識もまだまだ未熟で人と交わるときも不安が拭えない。自分が想像した姿は 自分とはほぼ遠いんじゃないかとつい足踏みしてしまうことがあります。

それでも 少しずつ足を踏み出していきたい。


自分がじぶんであれますように。そんな世界がひろがるように。見てくれてありがとう。