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ライター2年目からが大切かも

ライターを始めたころ、
「スキルなし・実績なし・低単価で稼げない」と悩んでいた。
未経験で始めたから、それが当たり前だったのかもしれない。

けど世の中には、ポートフォリオにたくさん実績が並び、そこからまた新たな仕事をゲットしたなんて声もちらほら。
私にはスキルもないし、記名記事なんて夢のまた夢だと思っていた。

でもいまは違う。趣味を活かしてあこがれの登山メディアのライターになれた。SEO記事ではなく商品レビューやPR記事に関わり、独特の構成や見出し付けも勉強になるし、継続してご依頼をいただいているのもありがたい。

編プロ経由で好条件の案件も受注した。取材記事にも関われたし、商品撮影のためカメラの勉強に力を入れるようになった。こちらの案件では「より品質の高い原稿を納品してくだるライターさんに依頼を集中させたい」とのご意向があり、継続的にご依頼をいただいている(ありがたい)。
いろいろな人の取材動画から、相槌や質問の仕方、進め方などを見られるのもとても貴重だ。

そして先月、とある大手メディアから執筆オファーをいただいた。これまでにない記事単価や詳細なルールに驚いたが、挑戦することを決めた。

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ここまで見ると、順風満帆に感じるかもしれないが、そんなことはぜんぜんない。このままいけば毎月安定して稼げるかと思いきや、突然案件が終わることもあったし、クライアント都合で中断することも。やる気が起きない、SNSばっかり見て仕事が進まないこともちらほら。そういうときには、会計ソフトの取引先別レポートを見ることにしている。

前年の売上を見ると、どの取引先からどのくらいの売り上げがあったかが一目瞭然。一年前は、ひとつのクライアントに集中しているのが不安で、営業に力を入れ始めた。編集やリライトが中心になってしまい、ライター案件がゼロになるのが嫌で、編プロのテストを受けて登録した。そうやって行動してきた結果、記名記事も実績も増やすことができた。

ライターを1年続けると、単価が少しずつ上がり、ある程度稼げるようになる。でもその状態に満足せず、2年目以降はメディアに直接営業したり、新規案件に挑戦したりと、自分がやりたいことを考えながら過ごしてきた。

案件を整理して、収入がガクンと下がったことだってある。でも、毎日疲弊しながら過ごすよりはましと思いながら行動してきた結果、少しずつよい方向に進んでいる気がする。

会社員と違って、いつ仕事が途切れるかわからないのがフリーランスのデメリット。でも、やりたい案件を探して、細々と営業していればなんとかなる。自分が何をやりたいのかはまだ明確ではないけれど、ライターは2年目からが勝負かなと思う今日この頃。迷ったときは、また前年の売上レポートを見つつ、新たな案件に挑戦していきたい。

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