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プロジェクトオーナー制を突き詰めてチームの成果を最大化した話

はじめに

こんにちは、yauです。
株式会社mikanのコンテンツチームの一員として仕事をしています。

この記事では、mikanのコンテンツチームが、プロジェクトオーナー制を取ることによって成果を最大化してきた話をしたいと思います。

なお、これはmikan Advent Calendar 2022の15日目の記事となっています。
昨日はyumaさんの「mikanの素敵なバリュー体現事例を大量に紹介し隊」でした!
バリューの体現を称賛し合う文化はmikanの素晴らしいカルチャーなので、ぜひ見てみてください!

コンテンツチームって何をしているの?

僕は2021年9月に1人目のmikanのコンテンツチームメンバーとしてジョインしました。
コンテンツチームのいまの主要な業務は、契約の取れた様々な教材のコンテンツをデータ化してmikanでリリースできるようにすることです。
具体的には以下のような業務をしています。

  • コンテンツ制作プロセスの構築・改善

  • コンテンツ制作の目標設定・スケジューリング・納期マネジメント

  • 業務委託パートナーにアサインするタスク設計・ディレクション

僕が入社してから1年が過ぎ、今ではフルタイム4名・業務委託パートナー10名のmikanで最も大きいチームにまでなりました。
チームが発足した最初のクオーターのリリース教材数は10冊程度でしたが、最新のクオーターでは70冊以上もの教材をリリースできるところまで、チームのアウトプット量を増やすことができました。
ここまで来るのには様々な試行錯誤があって、実行してきた施策も数しれない訳ですが、この記事ではその数々の施策を支える土台となっている「プロジェクトオーナー制」について語ってみたいと思います。

プロジェクトオーナー制って何?

mikanのコンテンツチームでは、以下のように仕事を進めています。

・まとまった複数のタスクが発生したら必ずプロジェクト化する
・プロジェクトには必ず1名のオーナーを置く
・オーナーはそのプロジェクトのゴール・スケジュール・進め方をすべて自分で決めて、最速でそのプロジェクトが完了するように行動する

これがプロジェクトオーナー制です。

コンテンツチームでは、Notionを活用して、Project DBとTasks DBの2つのデータベースでプロジェクトとタスクを管理しています。

いま動いているプロジェクト一覧

プロジェクトにはそれが発生した背景、達成したい目的・ゴール、そのためのスケジュールがあり、基本的にすべてのタスクがそれに紐づくようになっています。

プロジェクトの詳細ページ。オーナーや進捗率、紐づくタスクのスケジュールなどが確認できる

また、チームとして達成を目指す目標もクオーターごとに設定していて、その目標を達成するために複数のプロジェクトが発生するという構造になっています。
目標 → プロジェクト → タスクという構造でチームの状況を俯瞰して見渡せるようになるため、チームが目標達成に向けて前に進んでいるかを把握しやすくなります。

目標・プロジェクト・タスクの関係性のイメージ図

また、プロジェクトには必ず1名のオーナーを置くようにしています。
オーナーはプロジェクトの発生背景から目的を整理してゴールを設定し、それを達成するためのタスクを分解して実行者のアサイン・スケジュールまでそのプロジェクトの完了に必要なあらゆる準備を行い、その遂行・完遂まで責任を持って担当します。

プロジェクトオーナー制って何がいいの?

プロジェクトオーナー制のメリットは大きく分けて3つあります。

  1. プロジェクトの円滑な進捗

  2. メンバーの当事者意識の向上

  3. メンバーの成長機会の創出

1. プロジェクトの円滑な進捗

まず、プロジェクトオーナー制にすることによって、プロジェクトが円滑に進捗するようになります。
1名のオーナーが責任を持って、意志を持ってそのプロジェクトを前に進める形になるので、責任や意思決定者の所在が明らかになり、プロジェクトが進みやすくなります。
責任者がいなかったり曖昧だったりするプロジェクトは、意思決定がスムーズに行われずスピードが出ない恐れがあるので、そうならないようにしています。
また、チーム内外へのプロジェクト進捗の共有もやりやすくなります。
Notionの該当プロジェクトのページに行けば、いまコンテンツチームではどういったプロジェクトが動いていて、それぞれのプロジェクトのオーナーは誰でどういうタスクがどういうスケジュールで動いているのかが簡単に把握できるようになっています。
コンテンツチームだけでは完結しないプロジェクトも当然あるので、プロジェクトの全体像がチーム内外に可視化されていることは、円滑に進めるために重要です。

2. メンバーの当事者意識の向上

プロジェクトオーナー制においては、そのプロジェクトの目的やゴールの設定、タスクの分解、スケジューリングなどをすべて自分で決めるため、メンバーは自然と仕事に対して当事者意識を持つことができます。
コンテンツチームではプロジェクトのオーナーを任せたら、もちろん日々フィードバックをもらう機会はたくさんありますが、最終的に進め方を決めるのはそのオーナーにしています。
そうすることで、メンバーひとりひとりが他責にせず自分がそのプロジェクトを前に進めるという当事者意識を大きく持つことができます。
当事者意識を持つことで、メンバーはモチベーション高く仕事に取り組むことができますし、自分のプロジェクトが成功して組織の成長に寄与できれば帰属意識も高まります。

3. メンバーの成長機会の創出

ここまで説明してきたように、プロジェクトのオーナーの責任・裁量は非常に大きいものになっています。それを引き受けることで、自然と自分の頭で考えながら仕事をする癖がついていきます。
コンテンツチームではなるべく最初から答えを与えず、常にオーナーが自ら考えて前に進めるように促すようにしています。
上から降りてきた仕事を出来上がった仕組みの上で進めるのではなく、常にゼロベースでそのプロジェクトを最速で完了まで持っていくように考えることを求められながら仕事を進めることは、非常に大きな成長機会になります。
プロジェクトのオーナーシップを持って、その全体像(目的・進め方・他チームとのコミュニケーション・スケジューリングなど)を俯瞰して構造を捉えながら、常にプロセスを改善しながら仕事をする癖がつくようになります。
コンテンツチームでは、採用時にその素養があるかどうかをあらゆる質問で確認しているので、メンバーがジョインしたら早い段階でその人にオーナーを任せるようにしています。1日でも早く経験を積んで成長してもらいたいからです。
メンバーひとりひとりの大きな成長が、いまのコンテンツチームの成長に繋がっています。

上記のようなことを意識しながら、コンテンツチームではこだわってプロジェクトオーナー制を作り上げてきました。
まだまだ改善ポイントはたくさんあるはずなので、この仕組み自体も日々改善しながら運用していくつもりです。
自分のチームはこんな進め方をしているとかがあれば、ぜひ聞かせてください!語りましょう!

さいごに

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