読書記録VOL.1

本日紹介する本はこちら!

今日紹介する本は

 
『読書する人だけがたどり着ける場所』 齋藤孝/著 SB新書

 
です!

インターネット経由でなんでも情報が手に入る現代社会において読書をする意味なんてあるのでしょうか。

スマホでネットニュースや電子版の新聞などでつまみ読みをしていれば何かと事足りそうですよね。

実際僕自身もネットニュース、ネット情報はよく見ている身として読書なくてもいいんじゃない?って思ってしまう節があります。

でも斎藤孝先生はそうじゃない、今の時代だからこそ読書が必要なんだ、読書をする人としない人では大きな差がつくのだと本書で語られています。

それはどういったことなのでしょうか。

斎藤孝先生の言葉をお借りしながら見ていきましょう。

なるほどそうかと個人的に納得させられることも多く勉強になりました。

 
それではタメになった言葉を振り返っていきます。

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目次
人格を深める
追体験ができる
読書習慣を身につける
まとめ
人格を深める

深い人になるには、読書ほど適したものはありません。本を読むことで知識を深め、思考を深め、人格を深めることができます『読書する人だけがたどり着ける場所』 齋藤孝/著 SB新書

深い人とはどういった人なのでしょうか。

それは教養のある人とも言い換えることができるかもしれません。では教養のある人とは。

ずばり、断片的な情報をもとに知識を組み立てることができ、その知識をもとに自分自身の意見へと昇華させることのできる人のことです。

断片的な情報というのはそこら中に転がっていて、有益なものから無益なもの、時には害を及ぼすものまで玉石混交で世の中に氾濫しているものですよね。

真偽不明のものや怪しい第三者から聞いた程度のものまで本当に多岐に渡ります。

それを見分けることができて、さらにその情報を連結させて知識として、最終的には自分の意見にまで仕立てることができた時初めて人は教養があると言えるようになります。

じゃあ実際はどうやってそんな人になれるのか。

それが読書なんですね!!

読書では筆者がこれまで集めてきたありとあらゆる情報が詰まっているだけでなく、それを繋げて体系的な知識にしてくれています。

もっと言えばその知識をもとに筆者が意見を述べてくれているわけです。

つまり教養そのものと言えるのではないでしょうか。

読書は読むことそのこと自体が教養へと繋がっているのですね。

そして読書には孤独な自分と向き合う時間を強制的に作ってくれるという効果もあります。

孤独な時間、一人の時間をとることで、そこで教養ある筆者と対話をすることで、自分自身の意見を持てるようになるのです。

筆者の集めてきた情報だけでなく自身がこれまで接してきた経験や知識を組み合わせて自分独自の意見を磨くことができるのです。これが教養ある人への第一歩なんですね。

本を通じて他人の人生を追体験することはできます。別の時代を生きた人、他の国を生きた人の人生も、臨場感を持って知ることができるのです。『読書する人だけがたどり着ける場所』 齋藤孝/著 SB新書

齋藤先生によれば読書を通して様々な人々の人生を模擬体験できると言います。

なるほど、確かに読書を通して我々は坂本龍馬の人生を体験することができますし、古代ギリシアの哲学者たちの気づきを体験することができます。

これってかなり貴重だと思いませんか?

自分の人生で経験できることはものすごく限られています。スポーツ選手になった後にスーパー起業家になって哲学者になる、さらには相対性理論のようなハイパー理論まで見つける科学者にもなる、、、、なんていくら長生きしても足りなそうです。。。

ただ読書であればそれができちゃうんです!

スポーツ選手の一生を生まれるときから体験できるし、科学者の発見に至るまでの過程も全てわかってしまうんです。

これって、自分は何者にもなれるということで凄いことなんですよね。本を書いている人というのは大抵その道のプロフェッショナルなわけですからプロフェッショナルが一生かけて体験したことをたった1冊の読書で学べてしますとんでもないお得コースです!

しかも、読書の何が素晴らしいかと言えば、過去の偉人が解決してくれていることがわかる、という点です。

あなたが今何かの問題に悩んでいるとしたら、100%同じ問題に悩んだ先人がいると断言できます。人間関係であれ、恋愛であれ、仕事であれ、スポーツであれ、いかなるどんな問題でもです。

その先人たちが同じ問題にぶち当たった時に取った行動を読書を通して知れば、こうするのが最適解でありそうだ、だったり、こちらの道を行って失敗している先人がいるのなら自分は同じ轍は踏むまい、だったりと問題の解決になるようなヒントを得ることができるんです。

自分の貴重な人生の時間を長いこと悩むことに使いたくないですよね。そんな時のショートカット方法の一丁目一番地が読書と言えるんですね!

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読書習慣を身につける

一度読書の習慣がつけば、どんどんラクに本が読めるようになります。そして思考も知識も人格も深めていくことができるのです『読書する人だけがたどり着ける場所』 齋藤孝/著 SB新書

読書はめんどくさいな、時間がかかるなと思いがちですが、毎日1冊読む、毎日5分は本に触れてみると習慣化すると案外スイスイ読めたりするんです。これ嘘だなと思う人、本当です(笑)

私も読書習慣がなくて、読まなくてもいいや、だったり読む時間がないし、と読まない言い訳ばかり考えていたのですが、ある時一念発起して毎日1冊無理やりでも読むと決めたんですね。

最初の5日間くらいは確かに少しめんどくさかったのですが、継続が1週間にもなると、あれ今日も本読みたいな、仕事をはやく終わらせて時間作ろうとマインドが180度変わったことに気が付いたんです。人間の習慣なんてそんなもんで、すぐ変わります。

しかもです。これが読書の面白いところで、齋藤先生のいうとおり、読めば読むほど新しい本だとしても内容がどんどん入ってくるようになるんです。

まず読み切る体力、集中力が知らず知らずのうちに上がっていること、本の中で言いたいことや趣旨、これだけは抑えようというところを勝手に抑えられるようになっていることが原因です。

さらには以前読んだ本に関連するテーマだと前提知識があるので、なおのこと素早く読めて、かつ知識もどんどん入ってくる。前の本の知識とも組み合わせて自分の意見を持てるようになる、ひいては教養がつくと正のサイクルに入って行くんですね!

まずは読まず嫌いを克服するために毎日数分でもいいので本に触れる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

齋藤孝先生の「読書をする人だけがたどり着ける場所」について書評を書いてみました。

この本は読書をするメリットや、教養って読書で身につくのか、何でインターネットじゃダメなんですか、といった読書を始める前にどうしても疑問を持ってしまうところを丁寧に教えてくれます。

そこで、教養ある深い人になれる、有名人や著名人の追体験ができるといった本質的なメリットがあることに気がつかされます。

さらには読書嫌いな人の克服方法は毎日とにかく活字に触れてみることだと教えてくれます。

この本を通して一人でも多くの読書家が生まれることを齋藤先生は願っているのかなと思います。

ぜひ一読を!

それでは今日もENJOY READING!

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