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2024.8.21 at 扇町para-dice『こえのやぐら』

【こえのやぐら】
■会場 大阪扇町para-dice
https://para-dice.net/
■日程 8月21日(水)
■時間 開場18:30 開演19:00
■料金 ¥2000 +1drink
■出演 鴨しんご, 新實幸太朗, 村島洋一(余類), jocojo



真面目か。

高音の見直しを、もう一度行っている。
hiA~hiCの響きは、私にとって、地声の響きを極力保ちながら突入できる音域にしておきたいもの。
近年の余類の楽曲により、いわゆるファルセットでの歌唱が多くなった。
そのことにより、さらに高音の歌唱力は増したと実感しているけれど、それはファルセット、もしくはその歌唱バランスにおいてという意味合いで、自身が求めている「力強い」地声の響きを保った高音としてはむしろ物足りなくなってしまったのではないかと疑心が拭えない。

先日リリースした”不死鳥のひとみ”でもhiAが地声で登場するけれど、かなり苦心しました。
少しバランスの悪い練習になっていたことを思い知ります。

しかしながら、ここで諦めるルートはもはや断つべきと知っています。

もう一度、基礎に立ち返り、発声における呼吸のあり方と向き合います。
背筋の起動する瞬間に思いを馳せ、視線の後先に何が捉えられるのか。足裏にのしかかる自重と床の固さを忘れず、声帯とそして頭部がさまざまに震えるその瞬間感動を覚えるか。
いろんなことをヒントに、発声練習に勤しみます。

具体的なレシピをここに書くことはしませんが、ロングトーン→音階→ロングトーンみたいな感じです。

技術が足らんなあ、と思う音が多くて、練習あるのみと自分自身を励まします。挫けそうにはなりますが、時間を要するのだと知っているはずです。

楽曲制作においても似ていることがあると思うのですが、普段やっていないことが急にできるようになるということは稀で、基本的には、やっている中から何かが芽生えるのだろうがボケナスと怠惰な心を叱っています。

まだまだやっていたいです。

こえのやぐらをたてる。

なんでこんなことをまたnoteに書き綴ったのかと言いますと、この度のイベント【こえのやぐら】というタイトルがその理由です。

やぐらってなんなのかしらん。

櫓(やぐら)とは日本の古代よりの構造物・建造物、または構造などの呼称。矢倉、矢蔵、兵庫などの字も当てられる。

木材などを高く積み上げた仮設や常設の建築物や構造物。(見世物小屋や相撲、祭りの太鼓櫓・火の見櫓などの物見櫓等)
古代からある城等に建てられた矢を納めた倉庫兼発射台、防衛用の仮設の掘立建物。(物見櫓(井楼)など)
近世の城郭に建てられた矢や鉄砲を発射するための重層または単層の建造物。
構造部位の名称(船櫓・炬燵櫓など)・技の名称(相撲の技・将棋の陣たて)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AB%93

高く積み上げた構造物ってことで。
声を高く積み上げるその構造ってどういうことかしらと思いませんこと。

それは、前述のような技術のこともあると思います。なので、それについて書いたりしてみました。

けれども。

声の積み上げというものは、その持ち主の人生そのものであるようにも思えます。
全てが堅牢なものである必要はないと思いますし、ぐちゃぐちゃのどろどろなものでも構わないと思います。
なんなら、低くたっても良い。
無でも良い。

その可視的なもの、不可視的なもの、その全てが声のやぐらには現れてくるのではないかと思います。

私にとってのみ言えば、酒をやろうが、タバコを吸おうが、叫び散らかして枯れてしまおうが、そんなものはボーカルにとって何の障壁にもならないと信じたいです。むしろ人間的でリスペクトします。

けれども私は信じ切るということが特に苦手な性分でして。

二日酔いではライブをしなくなりました。
タバコの吸いすぎには注意するようになりました。
叫んで枯れてしまうことを怖れてライブ中に喉を痛めない術を身につけました。

ああ。のに。

もっと野性味のあるボーカルになりたい。

此度の【こえのやぐら】では、久しぶりの大阪ソロ。
これまでの自分の思い込んできたやぐらを、思いっきり倒壊させるほどに、無遠慮に、そして無様に、過ごしてやろまいと思っています。

是非とも、平日の贅沢に音楽を、選んでもらえたら嬉しいです。

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yoichimurashima@gmail.com

まで、
・お名前
・公演日
・ご予約人数

を明記の上、メールにてお知らせください。

何卒よろしくお願いいたします。

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夏真っ只中。
梅雨よりは過ごしやすいのかも。
空を見上げて、ああ、すごい雲、綺麗なー。と思っては、暑いこと以外は案外この季節は好きなのかもしれないと嬉しくなる。

ともかく、熱中症等、お身体には十分ご留意の上、素敵な2024年の夏をお過ごしくださいませ。
ご都合合えば、ぜひライブハウスに足を運んでください。

それでは。


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