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2020年 メディアでの発信

知っ得なっ得 酒に飲まれない2(朝日新聞) 

メディア名:朝日新聞
媒体:
公開日:2020年05月16日
主な対象:コロナ禍で飲みすぎが気になる人
解説:
  全4回シリーズの2回目
  金太郎(かねたろう)さんが、得子(とくこ)さんに相談する形式で、節度ある飲酒量について知ることが出来ます。
経済・マネーの記事に出て来そうな名前です。適量飲酒を続けると、節約できるという暗喩でしょうか・・・

知っ得なっ得 酒に飲まれない3(朝日新聞)

メディア名:朝日新聞
媒体:
公開日:2020年5月23日
主な対象:コロナ禍で飲みすぎが気になる人
解説:
 全4回シリーズの3回目
 前回の記事を読んで、「だんだん、自分の飲み方が大丈夫か気になってきた」金太郎(かねたろう)さん。 得子(とくこ)さんから、飲酒問題のスクリーニングテスト、飲酒記録をつけて「見える化」するなど、実践方法を教えてもらいます。

コロナ禍とアルコール依存症(朝日新聞)

・メディア名:朝日新聞
・媒体:紙 ウェブサイト
・公開日:2020年12月08_日
・主な対象:
 コロナ禍で飲酒問題が重くなった人、周囲に気になる人がいる人
・解説:
  アルコール依存症専門クリニックの院長である倉持穣先生が、コロナ禍になって一気に酒量が増えた患者さんの治療体験を話しています。
倉持先生はコロナ禍が⼆つの危険をもたらすと指摘しました。

 ⼀つは、アルコール依存症の⼿前にいた⼈が⼀気に悪くなる危険だ。在宅ワークによって⼣⽅ぐらいから酒に⼿が伸び、⾃分なりの規制がゆるくなって酒の量が増えてしまう。
 もう⼀つは、これまで断酒していた⼈が再発し、重症化してしまう危険だ。コロナの影響で飲み会が無くなるなど、家族関係が良好になるケースもあるが、今回の男性のように⻑期間の⾃宅待機や解雇されることで、孤⽴化を深めることがある。

 全く同感です。
 こういった危険があるため、世界保健機関(WHO)は恐怖や不安、退屈、社会的孤⽴に対処するために、アルコールや薬物に⼿を出すことを避けるよう警告しています。
 しかし、外来では断酒できず、入院に至る人も、途切れていません。

アルコール専門医療のコロナ対策(アスク)

メディア名: 季刊Be! 141号(2020年12月号) 
媒体:
公開日:2020年12月10日
・主な対象:
 医療従事者、入院する予定のある人・家族など。
・解説:
  アルコール依存症の人達は、なぜかシラフならとても活動的です。コロナ禍になって、自助グループの会場が閉鎖され、日常的な外出も制限されるのは結構つらく、治療的にもマイナスの状況です。スタッフ一同、どうすればよいか悩んだことについて取材を受けた話しました。
 今、この記事を書いているのは2021年8月。取材を受けた2020年10月当時を考えると、感染対策は進歩しました。
 1つは、院内でできる迅速PCR検査。2つ目はワクチン。そして、3つ目は、オンライン自助グループ。
 どれも、強力でありがたいツールです。
 コロナ禍はまだまだ続きますが、必要な医療を、必要な人に届け続けます!

患者を生きる_新型コロナとアルコール依存症1-5(朝日新聞)

・メディア名:朝日新聞
・媒体:
・公開日:2020年12月21-25日 
・主な対象:
  全ての人。
・解説:
 <患者を生きる>は、病気と共に生きる人にスポットを当てる人気の連載です。5回にわたり、回復軌道に乗っていたのに、コロナ禍で会場が使えなくなり、断酒会が開かれなくなったのを機に飲酒再開。そこから回復した軌跡を追いました。

 外に出ている間は酒と離れていられたが、1人で家にいると、ふつふつと飲みたい気持ちが沸いてきた。
「今まで頑張ってきて疲れた。どうせコロナでみんな死んじゃう」 
そう思うようになった。

 アルコールに限らず、依存症は、孤立・孤独が背景にあります。病が進行すると、孤立・孤独がひどくなる負のスパイラルは、死に至る怖いものです。
 回復のためには、繋ぐこと・繋がることが、とても重要で、「アディクション(嗜癖)の反対はコネクション(繋がり)」という合言葉があるぐらいです。

「断酒会に参加しづらくなった」と仲間に電話した。
「気にしないで。一からやり直せばいい」と優しい返事が返ってきた。
5月10日、荒川区の断酒会に足を運んだ。
仲間を心配した会長が、(いつもの会場は使えず、感染対策のため)、自分が暮らす団地の屋外駐車場に集まろうと呼びかけた。
10人ほどが、アスファルトの上で、距離をとって輪になった。

 当時、「断酒会に参加できなくなったので、SNSで仲間と連絡を必死に取り合っている。時間がポッカリあくのは怖い」といった話を私も何人もから聞きました。
 連休明けから、断酒会ではオンライン例会が、AAではオンライン・ミーティングが急速に立ち上がりました。
 「自分達にとって、例会は命綱だから何とかする」という覚悟には頭が下がります。

 私は、12月25日の記事で、当時の状況についてコメントを出させていただきました。