相棒 -愛用リードガジェット紹介
日々血まみれになりながら工作を強いられている”リード”。
手指を繊細につかう仕事なのに、刃物やライター・針金等危険なものをたくさん触らなくてはなりません。ちょっとお肉をえぐってしまうこともしばしば。血がものすごく苦手で、ちょっと出血なんてした日には全身の力が抜けてしまうのでリードとの闘いは休戦。道のりが長い。
…そもそも元来器用なほうではなく、プロ奏者になりたかっただけなのに、まさか職人にならなければいけないなんて…中学生のときに知っていたら他の楽器にしたかな(笑)
少しでもこの状況を楽しむために、持っている工具はなるべくデザイン重視で!毎日手に取りたくなるようなものを選んで使うようにしています。今日はそんなお気に入りアイテムたちをご紹介していきたいと思います。
■マンドレル
リードを作るときに差し込んでハンドルにする道具です。
ここだけの話どこのブランドもデザインが完全にオワコン(失礼)なので自分で大きい花柄のテープを貼りました。かわいい!
■ナイフ
ヴィクトリノックスの万能ナイフを使っています。普通にスポーツ用品店のキャンプコーナーで見つけたものです。
このゴールドとツルツルではない独特なディティールがかっこよすぎ!
ナイフだけではなく栓抜きやアイスピックもついていて、旅仕事の多い酒飲みには必携の道具ともいえます。ロシアの街を歩くときには念のため護身用としてポケットに忍ばせていました。リード以外に刃先を向けることのない平穏な人生を送りたいものです。
欲を言えば、ワインオープナーもついててほしかった。
■ナイフ2
大変仲良くさせていただいているガラス工芸作家の方からのいただきもの。生まれ年1993年の刻印が入った尻尾とレザーケース、左利きにも優しい切れ味バツグンな両刃、程よい重さの象牙(風?)取手、すべてがクールすぎて感動。ヴィクトリノックスと特に使い分けはしていませんが気分で選ぶのがたのしい。
■水入れ
正直水が入ればなんでもいいのですが、おうちで愛用しているのはこちら。新潟の日本酒店で購入したおちょこ(※ちゃんと水を入れてつかっています。)と、栃木県の陶器雑貨のお店で買ったかんわいいミニグラス。
仕事用に持ち歩いているのはまた別の、落としても割れない素材を使っています。
というのも実は以前小学校での出張公演の際、出番を待っているときに廊下で派手に落としてしまい陶器製のそれを大破させてしまったのです。学校のみなさまにご迷惑をおかけしてしまったことがありました。その節は本当にごめんなさい。それ以来おうちと仕事場では分けています。
ついついいろんなお店で丁度良さそうなちいさい器を探してしまうのも職業病のひとつかも。
※ちゃんと水を入れてつかっています。本当ですよ?大事なことなので2回言いました。嘘じゃない。
■ペンチ・ニッパー
グリップカラーがおそろいなのがポイント!金具部分が黒いのも気に入っています。…ちょっとだけ飽きてきたので、持ち手までオールゴールドのキランキランなやつを探しているこの頃。目撃情報お待ちしています。
■工具入れ
FREAK'S STOREのツール・ボックス。工具を触るときは本当に腰が重いのでちょっとでもウキウキするデザインを選びました。
ブリキ?ではないけど無骨な雰囲気があるのに、チープかわいい質感とカラーリングがいいギャップになっています。
O型なこともあり工具ひとつひとつの場所を決めて収納なんてことは性に合わないので、作成が終わったらドッシャーン!!と全部投げ込める懐の広さも魅力です。
■番外編 リードケース
師匠とおそろいのドラゴン柄と、皆神家の家紋入り。
ドラゴンが気に入りすぎて10年近く使っているのですが、そろそろ大破しそう…。全く同じものが欲しいんだけど廃盤になってしまったのか同じカラーリングが見つかりません。こういうものの修繕ってどこにお願いしたらいいんだろう。
"どうか我が子たちがご機嫌ナナメでありませんように"と、祈るように開けています。
演奏するために逃げられないサダメなら楽しもうじゃないか、ということで
引き続き前向きにお肉をえぐりたいと思います。
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