カメラの話

こんにちは、ほりうちです。
NITTC-J-26 Advent Calendar 2021 12日目の記事になります。
いいタイトルが思いつきませんでした。。。

カメラを買ったよみたいな話を以前書いてからしばらく経ちました。散歩や旅行のパートナーとして一緒に出かけることも増え、少しずつ手にも馴染んできた(ような気がする)ので、色々振り返り的な感じで書こうと思います。年末ですし。
再掲:買ったカメラは富士フイルムのX-E4です。

このカメラにした理由

漠然とカメラ欲しいなぁというぐらいの気持ちでした。カメラについても完全に素人で、スマホ以外で撮ったことはほとんどありませんでした。
なのでまあなんとなくとりあえず勢いで買ってみようかと思っておりました。しかしお値段も結構しますし、色々とこだわって買った方が長続きする気がするなあとも思ったので、学生時代にカメラを結構触っていて、会う機会がたまたま多かった友人にアドバイスをもらいました。
(その節は本当にありがとうございました)

最終的に選択肢がふたつになりました。悩んでたのはX-E4とα7cです。
値段もスペックも全く違います。(α7cはフルサイズですし)
なのでカメラを買ったら、そのカメラに合わせて撮影をするんだろうなと考え、自分はどのようなスタイルになりたいかを考えました。
動画を撮らないことや、見た目を気に入ったこと、また持ち出しやすさを重視したのでX-E4にしました。
空の写真の作例などを見ていて、なんとなく富士フイルムのカメラの色が好きかもなあと思ったところも理由としては大きかったかもしれません。フィルムシミュレーションも気になってました。
元々青空が好きなので、このあたりはX-E4を選んでよかったなと思っています。

このカメラはその頃あまり在庫がなく、欲しい色も見かけることがありませんでした。ところが友人に相談した日の帰りにみたヨドバシカメラのサイトで残り一点となっていることを発見し、そのままポチッとしたのでした。
勝手に運命感じています。ヨドバシカメラさんありがとうございました。

お花も綺麗ですが葉っぱも好きです

散歩の相棒に

散歩の相棒として持ち歩き始め、いろいろなところにカメラを向けながら、自分が撮りたい写真を撮れるように練習しはじめました。

とりあえずアウトプットするのがいいかもと思い、インスタグラムにそれ用のアカウントも作って残すようになりました。TLはあんまり見ていないので完全に記録用ですが、時々同じカメラで撮っている人をハッシュタグで探したりなんかすると結構楽しいです。

この頃は、気になるなあとかちょっといい感じかな、とか思った方向にとりあえずカメラを向けてみて、とりあえずパシャパシャしてみて家で見返すということをしていました。で、なんか特にいい感じかもと思った写真を少しレタッチしてインスタグラムに投稿するという感じです。

友人リスペクトで撮った写真

写真を撮るための散歩もするようになりました。
友人とフォトウォークをしたのですが、結構楽しかったです。持ってるカメラが違うということだけでなく、撮りたい写真、見えている世界が違うことが改めてわかるので楽しいです。
あと自分はカメラを持ったばかりなので撮り方もそうですが、考えかたなどもたくさん勉強になります。
また行きたいなあ。

ビルのふもとから

散歩のおともにするということで、欲しいレンズが出てきました。
このカメラと非常に相性が良いなと感じでいたレンズで、
XF27mmF2.8 R WRというパンケーキレンズです。
非常に薄いのでカメラ自体も軽く、まさに散歩にぴったりです。
このレンズとの組み合わせで、X-E4は完成した気がします。
こちらも品薄が続いていたのですが、3ヶ月ぐらい待って手に入れました。
最近はこのレンズばかりで写真を撮っています。
画角にもちょっとずつ慣れてきました。

こんなイメージです(これは写真や撮り方やらカッコよすぎますが)
https://fujifilm-x.com/ja-jp/stories/x-e4-the-minimalist/
ちなみに自分のカメラは真っ黒です、気に入ってます。

https://fujifilm-x.com/ja-jp/stories/ 結構好き

モノクロで撮る

フィルムシミュレーションという、色味を変えて撮ることができるモードがカメラの機能としてありまして、、(以下説明拝借しました)

フィルムシミュレーションとは、“どのような写真を撮りたいか”という撮影意図に合わせてフィルムを交換するような色再現が楽しめる、富士フイルムならではの機能です。単なるエフェクト機能のように思われますが、コンセプトや色の捉え方など、往年のフィルムを意識しながらも、デジタルにおける色再現に特化した画像設計機能です。RAW現像や後加工をせずとも、フィルムシミュレーションを変えることで、手軽に、シャッターを切るその瞬間からそれぞれが思い描く色を表現できます。

https://irodori-x.com/special/9220/

この中にACROSやモノクロという白と黒で写真を撮ることができるモードがあり、それが気に入っています。
最初は普通に撮ってきた写真をレタッチするときにいろいろなフィルムシミュレーションを適用してみていました。

夜の公衆電話って不思議な雰囲気ですよね

いろいろと撮ってはレタッチしてをしていく中で、あ、この風景はモノクロで撮ったら好きかもしれない、というような感覚も芽生えてきました。
また、自分は夜に色の感覚が鈍くなることがよくあり、それならいっそのことモノクロで撮ってみたらいいんじゃないかと思い、最初から白黒で撮るような設定にして夜の散歩をしていたりもしました。
(最近は寒くなってきてあまりできていませんが)

夜の散歩、暗闇が多いです

このカメラのおもしろいところとして、液晶モニタだけでなく、ファインダーを覗いたときの景色にもフィルムシミュレーションが適用されます。
目で見た景色とモニタで見た景色、ファインダーを覗いた景色をそれぞれ見比べながら、少しずつ自分の好きな撮り方や撮りたい写真に近づけるようになっていければと思っています。

水回りもいいですよね

結局今はどんなスタイルなのか

撮った写真を見てみて、どんな写真を撮る傾向が強いか考えていました。
買う前はそれこそ一瞬を切り取るようなストリートフォトを撮ろうと思っていました。散歩しながら立ち止まり、振り返り、人々や動物、動く景色などにカメラを向けるような感じかなと。
実際に撮った写真を見てみると、道端に立ち止まって、これ面白いなと思ったものや景色に割とフォーカスしてしっかり撮るみたいな感じが多いなと思います。
そして大きな特徴として、人が写っている写真はほとんど撮っていません。

周囲を見渡しながら歩き、何か色や光に引っ掛かりを覚える景色だったり、ものだったり、漠然となんか好きっぽい景色を「人がいない方向に」カメラを向けて撮っています。ちなみに自動販売機がお気に入りの被写体です。
この気持ちもどこかでまとめられたらよいな。

自動販売機と🦒

歩く中では、普段から他人をあまり見ず、というか基本他人の物語にはあんまり興味がなく、ただ単に自分が進む上でどっちに行きそうだとか、ぶつかりそうだなぐらいの情報の塊としか認識していない気がしています。
そういうのが撮る写真に出てるのかな。
一瞬を切り取って写真にストーリーだったり、想像を掻き立てるような一枚を撮れたことがありません。なのでそのような写真が撮れる人は本当にすごいなあと思います。
大事な感受性やら情緒がどこか欠けているのかなと思うこともあります。

人に興味がないと言いつつ、仕事や一緒に過ごすようなときには相手がどんなこと考えてるのかとか自分がどういう振る舞いをしたらどう見られているのかや、その場の空気感などは割と敏感なタイプです、なのでもしかしたら興味が湧くような、そんな人が身近にいないので撮ってないだけなのかもしれず、それこそ撮るような人が身近にいるようになったら、撮る写真の色味だったり傾向とかも変わってくるのかもしれないな。おもろいな。
と思ったのでした。
レンズを通して表現するもので、個人も見えてくるとなんだか素敵です。

来年も散歩しながら、変わらずいろんな写真を撮っていきつつ、ちょっとずつでも表現の幅を広げていけるよう技量も磨いていけたらと思ってます。
きっとインスタグラムにも不定期で写真を上げていきます。
人間として何か変わっていくにつれ、写真の表現や被写体の傾向が変わっていったら面白いなと思います。


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