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宿泊事業を伸ばす為には

昨今インバウンドニーズが高まり、為替の需要も相まって宿泊場所が追いつかない、なんて事が都市部を中心に発生している。

はたまた、インバウンドニーズがないところは、相変わらず厳しい戦いが続く。

旅行業各社は新たな商品「Deep Japan」を発掘する為地方の開拓を続けるが、「外国人を受け入れる」体制が整わず苦戦を強いられている。

全くもって両極の動きを見ることができる訳だが、宿泊業社がやるべき事は明確であり、シンプルだ。

「ターゲッティング」と「露出」である。

「誰にきて欲しい」
様々だが、OTAの台頭により「OTAに出せば良い」になり、価値先行ではなく販売先行に変わることによって、ターゲッティングがし辛くなる。OTAは宿泊業上非常に重要であることは間違いないが、「売上が立ってからゲストを選ぶ」のではなく「ゲストを選び売上を立たせる」事を目指すべきだ。もちろんバランスをとりながら。
という事は、OTA依存が進んでいるところは「誰にきて欲しいか」を明確にする事が次のステップとなる。つまり「ターゲッティング」だ。予約転換率が低下するかもしれない。となれば、「企画モノ」でトライする事をオススメする。期間限定で、本当に来てもらいたい人に訴求してみる。本当にやりたかったサービス、届けたかった温度、これを練るのか時代背景的にも吉と出るはずだ。

「どう見せる」
上述した内容と連動してくるが、「露出方法」は「ターゲット」が決まらないと効果的な施策ができない。キャッチャーがいないとピッチャーは投げられない訳だ。
「SNSでやれば良いよ」。露出の効果は計り知れないが「フォロワー集め」になるのが関の山であろう。
もちろん潜在露出力は計り知れないが、向き不向きがあるのは間違いない。SNSで発信し、100ビューの中で予約0か、季節のご挨拶の絵葉書100で予約1か。どちらが効果を出したのだろうか。

現代の戦い方もあろうが、ご自身が出来る戦い方でまずは戦う。でも「刀と鉄砲」では勝敗は見えている。そこでようやくステップが見えてくる。
「鉄砲の使い方を知る」ことと、「刀で勝てる場所を探す」ことだ。サムライたちは鉄砲を使わない。刀なのだ。

もちろん、歴史が答えているように、鉄砲が勝つ。鉄砲軍と競合したら負けてしまうので、時代として準備は必要だ。鉄砲の傭兵部隊も世の中には多くいる。

まとめると、
「ターゲッティング」と「露出」は密接であり、
「誰に」「どう届けるか」である。目的は来てもらう事。そこにこだわれば熱伝導率は向上し、ブッキングコンバージョンも上昇するという訳だ。

「餅は餅屋」であるので、あなたの餅を再度見つめ直し、美味しく食べてくれる相手を見定めてみよう。また、
違う餅屋の紹介は、弊社まで。いい餅屋が沢山います。

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