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中川淳一郎くんのTwitterアカウント凍結によせて

昨日、倉田真由美さんのTweetで知ったのですが、中川淳一郎くんのTwitterアカウントが永久凍結されました。

経緯などはこちらのTweetを
https://twitter.com/kuratamagohan/status/1576846103374598144

Twitterがしぶとく、いや力強くプラットフォームのひとつとして残る中、アカウントの凍結とは言論活動などを封殺するものとなりえます。公の理由としては、くらたまさんのTweetにあるとおり、一部の差別用語、攻撃的な言葉とも捉えかねない言葉が原因のようです。

もっとも、彼の、特に新型コロナウイルスショック後の投稿には、批判も多く。一方で、熱狂的な支持者がいたことも事実ではあります。

彼と僕は数年前、Twitterのフォロワー数が3万くらいで同じで。いまは彼の方が倍くらいあります。でも、ちっとも羨ましくありませんでした。

彼が何と闘っているのか、なぜ闘うのかがずっと気になっていました。支持者の期待を背負っていたのではないかとも。

この2年間半、友人・知人、さらにはまったく知らない方から「中川さんは大丈夫ですか?」という相談を日常的に受けていました。「大丈夫」というのは、様々な意味を含むと思うのですけれど。私と会っているときの彼はいつもにこやかで、元気で。昨日も、電話して安心しました。

中川は以前、このように周りの友人・知人などに問い合わせてくるのはやめろと言っていましたけど。実はずっと、日常的にそんな相談を受けていました。会うたびに話題となるのです。本人は嫌がるかもしれませんが、その主張や態度の賛否はともかく、人は中川に注目し、心配していたというのは少なくとも、私の半径5メートル以内の現実でございます。

ずっと言っていることですが、楠木建先生が米倉誠一郎先生との関係を語るときに使うフレーズ、「ソリは合わないがノリは合う」というのは、まったく私たちの関係そのもので。

飯田泰之先生も提言されていましたが・・・

https://twitter.com/iida_yasuyuki/status/1576872591666860034

中川くんには、今回の凍結について、信頼度の高いサイト(オピニオンよりのサイトではなく、経済ニュースよりのサイト、あるいは、全国紙、専門紙)で、しかるべき編集者のもと、この凍結について、ウェブの専門家、ウェブメディアをつくった一人として、硬派な寄稿を期待したいです。

あるいは、専門家との対談、鼎談ですね。藤代裕之さん、徳力基彦さん、古田大輔さん、瀬尾傑さんなどと、今回の件について語り合うなら、私はそれを読みたいです。それが当事者、専門家としての役割です。

ただ、彼がいつも書いているような、彼を甘やかしている編集者、サイトのもとの記事なら、読みたくはありません。また、いつもの馴れ合いのメンバーによる対談も読みたくはありません(つまり、僕は対談相手として不適切だということです、このテーマを論じるにおいて)。緊張感を伴うような、専門家との対談、鼎談を期待します。

彼とは意外にも?公の共著がありません。彼のデビュー作は、相当、私がお手伝いしましたが。彼がイベントなどで暴露しているように、まえがき、僕が書いたんですよ。いつか、専門家同士でいい仕事ができる日を願ってやみません。

ちょうど、中川淳一郎くんとも博報堂同期の大学同期、タカハシマコトくんと、仕事について真面目な話をしたあとで。もちろん、昨日も中川淳一郎くんの話になりました。

『ウェブはバカと暇人のもの』をこえる、次の代表作を期待します。

私も

『僕たちはガンダムのジムである』と闘い続けています。

がんばろうね。

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