見出し画像

高橋幸宏さんがいたからこそ 「同期ものドラム」の世界

 ジェフ・ベックの訃報に驚いていたところ、高橋幸宏さんの訃報も。残念。早すぎる。

 YMOはギリギリ、リアルタイム世代で。小学校低学年の頃、様々な場で「ライディーン」がかかっており。

 永ちゃんを本格的に聴き始めたころ、50歳記念ライブにゲスト参加したのをDVDで観て。そう、永ちゃんのレコーディングにもツアーにも参加していたようで。

 晩年はMETAFIVEに夢中で。新旧の天才、鬼才が集まった奇跡のグループで。YMOが切り開いた世界を伝承したような。

 で、彼が切り開いたものといえば、「同期ものドラム」ではないか、と。電子音に合わせて、生ドラムを演奏する、という。マッド・カプセル・マーケッツのドラマーだった宮上元克さんは、高橋幸宏さんからの影響を公言しているし。プロディジーや、チェインスモーカーズのような、デジタルを活用した音楽なのに、ライブでは生ドラムを導入しているグループは間接的にYMOの影響を受けているのではないか、と。ジャンルはまるで違うのだけど。

 なんせ、ポップでオシャレな文化人、ナイスな歳のとり方をした方だった。おじさんのお手本というか。

 感謝。

 合掌。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?