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知ってもらえないと宝の持ち腐れ

 web検索ユーザーに比べてSNSユーザーは受動的に情報を取得する人が多いと言われています。これは思い当たる節があって、自分も調べ物をするためにgoogle検索を使うし、ぼーっとSNS眺めていて、面白いものが流れてくるとイイねや動画を視聴する傾向にあります。

 これを深掘りすれば、降ってきた情報に左右される人が多いことが推測され、またその情報しか知らない状態になると考えられます。

 世の中には良いものがたくさん存在し、それぞれが自分を知ってもらおうと、積極的な発信を行なっている昨今の背景には、情報が受動的に入手されるロジックが絡んでいると言えますね。

 ゆえに誰もが情報を取れる反面、知らないことは永遠に知らないことになります。

 SNSは好きな情報のみ集約することも可能なので、好きな情報のみに触れていれば、視野狭窄になって思考が硬くなり、知らないことを知ろうとする努力が億劫になるのではないか、そんな風に思います。

 だからこそ知ってもらうことの価値が昔以上に高いのではないかと思うわけです。

 SNSを通じた発信はもちろん、溢れる情報の中から自分を選んでもらうべく、インフルエンサーに情報の集約地として活躍してもらうというのが昨今の流れ。ネット上の情報が爆発的に増えていくことが予想される未来において、インフルエンサーの役割は重要になってくるのではないかと思います。

 一方で悪意はないにせよ、品質が担保されていないものでも周知されれば一定の売り上げは見込めるわけで、それがマーケティングとも言えますよね。

 日本酒を世界に知らしめた獺祭は、大吟醸のみを製造するという品質にこだわった上で、まさにマーケティングでそのポジションを確立したわけです。

 おかげで同社の売り上げは20%以上が海外であり、知ってもらうことの重要性を認識させるものですね。

 個人ビジネスにおいても、知ってもらう努力は欠かせませんよね。SNSしかり、オフラインでの面直営業しかり、こちらも年収に影響するのは実力より営業力の方だったりするわけで。

 なのでこれからも他人に自分を正確に知ってもらう努力は会社内外関係なく、どこでもやっていくメリットが大きいことだと思うし、やらないと宝の持ち腐れ(生き残れない)時代だと思います。

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