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ラボメンに向けて_プロジェクトのススメ_20201106

皆さん初めまして、株式会社オガワヤの小川と申します。
みんな私のことをぎゃわと呼ぶのでそんな感じで呼んでください。

13LABOに入ってくれたり興味を持ってくれてありがとうございます。
今ラボメン(13LABOの学生メンバー=ラボメン)30人くらいいるんですかね?この間会議チラ見したときにめっちゃ人いてウケました。

13LABOは非常に緩いサークルのような形になっておりまして、学生運営主体の学生カフェとなっています。基本的には火事と食中毒と刑事事件を起こさなければ何をしてもOKです。
自分たちで好きなようにこの場所を使って下さい。キッチンを使ってもいいし、メニューを新しく作ってもいいし、イベントを企画してもいいし、レイアウト変えてもいいし、徹夜で作業しててもいいし。

なるべくならイケている団体であってほしいと思います。
所属していることに誇りを持てる状態にするのは私の仕事ですが、皆さん自身も13LABOを好きになってもっと良くしていきたいなという気持ちをもってもらえれば幸いです。それがイケてる団体への道ですね。
現段階(20201106)のシンプルな改善点を言うと組織文化をもうちょっと明確にした方が良いですね。「とりあえずすぐやる」「完成度60%でも最後までやりきる」「人任せにしない」とかそういったものを大切にするとかかなーと何となく思ってます。みんなどう思いますか?
場所に付加価値をつけることは難しくても、マイナスをゼロに持って行くのは結構今すぐできたりします。

一応私は13LABOのオーナーとして場所にはいますが、13LABOの運営についてはほぼ口出ししません。相談には乗りますが皆さんで自由にやってほしいと思います。

最近新しい人も増えてきたので改めてこういうものを書いています。ちょっと長いですが読んでもらえると嬉しいです。

■私が何をしているか、何を考えているか
■自分のプロジェクトを持つ大切さ
の2点を話したいと思います。

■私が何をしているか、何を考えているか

これは近いうちに別noteつくるみたいですので簡単に。ラボメンがインタビューしてくれるらしくとても楽しみです。

仕事は採用周りのお仕事だったり、セミナー講師、イベントの運営等を行っています。その他まちづくりの仕事や先日は高校のゼミを持っていたりしました。ラボメンには私のお仕事を色々お手伝いしてもらっています。

あとはオンライン合同企業説明会の企画運営を行っていたりします。こんなのです。興味あったら一緒にやりましょう。

何を考えているかといわれると難しいですが、効率よく幅広く影響がでる物事に興味があります。
以前所属していたNPOも今まで勉強していたことも今やっていることもそんな共通点があるかなと思っています。大学院も公共政策を勉強しているのもそこに繋がってくる気がします。
得意なことはgoogleスプレッドシートです。今の仕事は管理業務が多いですね。どれだけ工数を減らせるかを考えるのが楽しいです。
あとはガジェットいじりが好きなので、最近オンラインイベント関連のガジェットを購入して楽しんでいます。最近こういうの買いましたのでオンライン配信環境なまら整っています。

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今後やりたい事は社会課題に直接的または間接的アプローチするような事業ですね。構想が固まったら動くので興味のある人一緒にやりましょう。

■自分のプロジェクトを持つ大切さについて

13LABOはどんな場所だったらいいかなと考えているのですが、いろんなプロジェクトが生まれる場所だったら勝手に人が集まるし増えるしでいいなと思っています。そうすると場所として楽しい場所になるのでそこをちょっと目指したいです。なので皆さんに期待したいのはそれぞれが自分のプロジェクトを持ってもらうことです。

上記理由は私の都合なのでどうでもいいのですが、13LABOで自分自身のプロジェクトを持つメリットとして
a,学習プロセスとして非常に優れていること
b,13LABOがその環境に適していること

があげられます。

以下説明してみんなも活動的になってくれたらいいな!

a,学習プロセスとして優れている

プロジェクトの定義は「期限があること」「目的があること」「複数人で実施すること」としましょう。要約すると「○○日までに▲▲を達成するために周りを巻き込んで実施する活動」といえますかね。上記条件を含んでいれば規模の大小問わずプロジェクトといえます。
例えば友人の誕生日を祝うためにサプライズ企画をすることもプロジェクトです。大きなものだとピラミッド建設もプロジェクトですし、月に行って帰ってきたアポロ計画もプロジェクトです。映画を作るのとかもそうですね。

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プロジェクトに関わり方の軸を追加してみましょう。自分主催・他者主催の軸です。
例えば新入生歓迎会で。歓迎会をするときに自分で企画するか、企画した人のお手伝いをするかで学べるもの、必要な能力が変わってきます。

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プロジェクトで得られるスキル能力例

・コミュニケーション能力
→コミュニケーション能力というと幅が広く抽象的なものですがここでは
①内部と②外部に分けて説明します。

①内部コミュニケーション
そもそもプロジェクトは一人でできないから人と助け合ってチームを組んでやり割分担して実施します。一人でできるなら一人でやったほうが早いのでそのほうがいいです。
誰かと一緒に何かをするときは合意形成というものが必要になります。大きなお金がかかっていない、今後も関係性が続く、明らかな意思決定のミスで今後のプロジェクトに大きな影響を与えるほどではない場合には最適解より納得解で判断することをお勧めします。納得解とは他人に意思決定を任せるのではなくて、お互いの意見を尊重し納得するまで話し合うことです。私はこれがすごくめんどくさくて苦手ですが皆さんはこれを習得してください。

自分主催のイベントにはリーダーシップやチームのモチベーションをあげる能力もコミュニケーション能力として必要ですね。
他人主催のイベントにはオーナーシップが必要です。このプロジェクトを成功させるには自分が頑張らなければならないという当事者意識を持つことが大事ですね。ただの作業員にならないでどうやったらもっと良くなるかを考えて行動できるようになる人がよいでしょう。

②外部コミュニケーション
外部の方を巻き込む場合は説得したり交渉したりする必要があります。「ウェーイ!w」的なノリとは違うコミュニケーション能力ですね。まったくこちらの事情を知らない相手に自分のやりたい事を伝えるために企画書が必要だったりしますので資料作成能力もコミュニケーション能力の一つともいえると思います。自分主催のプロジェクトだとこういう能力も求められます。

・ITスキル
→複数人でプロジェクトを行う際に必要なのは情報を統一の場所に保管することとファイルの共同編集です。これは現段階では汎用性、利便性、値段などを考えるとgoogleのアプリが最も適していると考えます。上記理由から外れているためofficeはあまりお勧めしません。

規模が少ないとあまり気になりませんが、複数人違う所属の方と何かする場合最低限のリテラシーは求められます。これは自分主催他人主催問わずです。
この辺りは教えることができるのでなんでも聞いてください。

・課題発見・問題解決のスキル
→有限のリソース(人とか時間とかお金とか)の中で目的を達成したり解決するために何をしなければならないかを順序だてて解決していく計画・実行能力が求められます。そもそも解決すべき課題は何かというのを設定する決断力やプロジェクトが達成されているイメージを描けるかが重要になります。個人的には本を読んだり前例を学ぶことが非常に重要だと思っています。自分主催の場合は特に必要になります。ゴールが見えてないと周りはついていきにくいです。

・マネジメントスキル
→上記に包括される部分もありますが、プロジェクト達成に向けて何とかする力をマネジメント能力といいます。自分主体でプロジェクトに関わるときはこのスキルは必須です。
プロジェクトの計画を立てる。それは一人では実現できないのでチームを組む。チームのモチベーションを維持するために役割を与える。予算内で実施できるのか、法的リスクはないのか、利害関係者との調整等を管理する。などなど
プロジェクトマネジメント、人的マネジメント、リスクマネジメント等々色々な視点で考えなければなりません。難しそうですが、「何とかする力」と読み替えるとちょっと安心できます。

上記は自分主催の時には必要ですが、他者主催の場合にもセルフマネジメントが必要です。期限までに言われたものを作成する実施するというのは個人個人求められるものです。
たとえば新入生歓迎会において考えると「いい感じビラを明後日までにつくってくれ!w」と雑な感じでリーダーに振られたとしましょう。期限までにリーダーが納得して目的に沿う(新入生が参加しようかなと行動を促すようなビラ)を作らなければなりません。大学の授業もある、違うプロジェクトも参加している、バイトもある等々で時間は有限です。その中で睡眠時間を削るのかバイトを休むのか効率をあげるのかを考えて自分自身をマネジメントしながら期限までに完成させる能力がセルフマネジメントですね。できないことをできないというのもセルフマネジメントに含まれます。

・その他や役割に応じたスキル
→チームでやるメリットはそれぞれの得意分野を活かせることです。プログラミングが得意、デザインが得意、料理を作れる、広報が得意等々、自分の興味関心や得意を実践することができるのがプロジェクトの面白いところです。

などなど上記スキルを学ぶことができるのですが、話を戻すと学習プロセスとしてプロジェクトがなぜ優れているかというと期限があることです。1年がかりのプロジェクトもあれば1~2カ月のプロジェクト、1週間のプロジェクトと様々です。
短いプロジェクトを反復して経験すると何となく色々学べます。比較しないことには学びはありません。前回と何が違うのか、反復の中に振り返りを行い、良い点を見つけ、悪かった点を修正し次に進んでいきます。アジャイル型で経験値を積み重ねましょう。
偉そうなことをいうと経験が人を偉大にするのではなく、経験の中で何を学んだかで人の偉大さが決まります。経験して学びましょう。

最初は他人主催のプロジェクトに巻き込まれてみて経験して学んで、次は自分主催でプロジェクトを起こしてみるといいでしょう。その時のコツははじめは規模が小さいもので大丈夫ということです。徐々に規模(期限が長いものや巻き込む人や幅)を広げていけばいいと思います。色んなプロジェクトに関わっているうちに普遍的なスキルを身に着けられたらどこに行っても重宝がられる人物になると思います。

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参考:おすすめ書籍

・仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本

プロジェクトは冒険である。王様から依頼を受けて、仲間を集めて、敵を倒していきレベルを上げ、ボスを倒しお姫様を救出する。という一般的なRPGのプロセスとプロジェクトは一緒であるということを非常にわかりやすく書いてある本です。読みやすく薄いため初めの一冊におすすめです。

・アート・オブ・プロジェクトマネジメント

Excelを作ったチームのTipsを体系化した本。「物事を成し遂げるためには何が必要か」という具体的な事例がたくさん書かれているため何度かプロジェクトに参加したりリーダーを経験した人なら規模は違えど学べるものがちりばめられている。あの時ああすればよかったのか、これが足りなかったのかと。
てかそもそもExcelつくるのってプロジェクトなんだと思い知らされた本。

・PMBOKガイドマニュアル

PM=プロジェクトマネジメントの知識を体系化した教科書的な本のガイド版。これをもとにPMの資格を勉強できます。僕が読んだのは第5版ですがちょっと古いかも。PMに興味があったら是非読んでみてください。

おすすめのプロジェクトについて書こうと思いましたがここでは書きません。プロジェクトは上記にも書きましたが期限性があるためその時その時でお勧めが違うのと、バイアスがかかっており私の認知の中でしかお勧めできず恣意的で嫌だからです。比較する数が少なく本当におすすめかはわからない、何をもってお勧めになるのかも決めにくいというのもあります。

その点書籍は、普遍性がありあまり古い内容にならず体系化して目的の内容を学ぶことができる、集合知があり私の主観だけの判断ではないというのもありお勧めしやすいです。多分ラボに置いておくので興味あったら読んでみてください。

b,13LABOが適している理由

もう一つの理由。13LABOが適しているのはなぜか。
①なんかやりたいという人が集まっている
ラボメンには何をやりたいかわからないけどなんか面白いことやりたい。という人が多いんじゃないでしょうか。もしあなたがこのプロジェクトをやりたい!というのを持っている場合はメンバーに声かけて一緒にやるといいでしょう。誘ってあげてください。そして誘われた側はとりあえず参加してみてください。誰かのプロジェクトに乗っかって自分の得意ややりたい事が見つかると思います。そうしたら自分でプロジェクトを主催してみたらいいと思います。

②自由に使えるリアルの場所がある
13LABOというリアルなスペースがあるので自由に使ってください。駅近く、30~50人収容、基本的な設備は整っていてキッチンまであるのは結構理想的だと思います。
固定費(会場代)のリスクはほぼないので、イベント企画して参加者が誰も来なくてうまくいかなかったーでも大丈夫です。反省してまた企画しよう。

③話しかけやすい曖昧な社会人がいる
私もいますし私の交友関係のある人もラボには出入りしているのでいつでも相談してください。学生と社会とのつながりを持たせることが目的でつくられた場所なので「こういうのはできないのか?」「こういう人知りませんか?」「どうしたらいいですか?」などなど色々相談してください。私からも声かけます。

長くなりましたが以上が伝えたい事です。13LABOに入って良かったなと思うのはこういう活動を通して醸成されるものなのではないでしょうか。と個人的には思っています。

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よくある質問
Q:やりたいことがないんですがどうしたらいいですか?
A:私も特にやりたいことがないので一緒に探しましょう!

これからもよろしくお願いします!

20201107_小川陽平

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