見出し画像

New Normal

コロナ自粛になってやり始めたルーティンの一つは、ズーム飲み会。ズーム自体は、何年も前からずっとアプリを持ってやっていたし、仕事の中では使っていた。しかし、娯楽やプライベートでもこんなに便利に使えるとは思ってもいなかった。ズーム飲み会は、ほぼ毎週のペースで行っている。そのうち2週間に一回から二回は海外にいる友達とやる。まるでドラえもんのどこでもドアを使ってるみたいだ。

時間や空間も関係なく画面上で会うことができる。わざわざ飛行機や電車で会いに行こうとか考える必要もない。ただ問題は時差かな。NYが朝10時だとこちらは夜12時。こちらが午前8時だとNYは夜6時。自粛期間が始まった当初3月か4月くらいはふつうにズームで毎日のようにつないで、向こうも現地時間の午前中からウイスキーを飲んでいた。そりゃ、それしかやることがないのだと言う。外にでることといったら、コインランドリーに行くか、食材を買いにスーパーマーケットに行くときくらい。とか。まあ、大変だ。そしてズーム飲みも回数を重ねるうちに、参加人数が増えてきた。NYだけでなく、LA、サンフランシスコ、ヨーロッパ、ハワイ、オーストラリアなど様々な地域と同時につながる。そしてある週末の日は、いきなり友達の一人がDJを招待して、パフォーマンスが始まり、乾杯。僕も夜中寝ているときに電話で起こされ、日本時間午前3時に急遽参加したということもある。まあ、いろんなことがあるのがニューノーマルだ。そこには国境なんて存在しない。夜中に起こされるのは、どうかな?と思うけど、それは時差をまたいだらお互い様なのだ。

この写真は、昨日ズーム飲みをやったときの様子。

画像1

日本は早朝だったが、NYは夕方。既にスコッチ、ウイスキー、テキーラを飲んでいる。僕はコーヒー。ズームで会うたんびにいつも、最近の近況を話し、政治ネタを話し、時にはオンラインで流行りのゲームの話題とか話す。この写真の二人もよく日本に遊びに来るのが好きで、東京に来た時はよく遊ぶ。二人ともかなりマニアックな趣味の持ち主で、日本のウイスキーを飲みたくて、東京滞在中は、札幌に日帰りで行き、現地のウイスキーバーでビンテージものの酒を飲んだりしてる。日本旅行と言っても、かなり特殊な旅を楽しんでいる。そして彼らから、僕も「日本」について教わることがたくさんあるから楽しいのだ。日本に来るときは、渋谷のクラブや新宿のマニアックなバーに連れていかれたりする。
Zoomというのは、新たなライフスタイルを生み出した。Zoom飲み会、Zoomデート、Zoomお見合い、Zoomピクニック、Zoomキャバクラ、挙げれば他にもいくらでもZoomの使い道はあるはずだ。
カリフォルニアにいる僕の女友達の一人は、ズームイベントを通して異性と知り合い、ズームデートでデートを重ね、そして二人でマスクを着けてオフラインでも会い、今では同棲してるというケースもある。まさに何もかもがニューノーマルという感じだ。最初は、違和感だらけだが、今では新しいライフスタイルや新しいカルチャーを積極的に僕も取り入れていくようにしている。そうすると新しい自分が発見でき、面白い。
そして、またコンピューターの画面と向かい、今日も新たな開拓がはじまる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?