三月場所14日目

北の富士さんが、「予想がはずれる」とおっしゃっていましたが、今場所も最後まで何があるかわからない。そして誰が優勝しても不思議ではない場所となった。

まず唯一の一敗であった高安だが、今日はカド番脱出をかける正代との対戦。正直いって、大関に上がってからの正代の相撲は小生は好きではないし、勝負で勝っても相撲自体は完全に相手に負けてると思われるほど大関らしい相撲ではないと思っている。いっそ大関から陥落して再度やり直したほうが相撲界のためにも、本人のためにも良いと思っているほどだ。しかし今回の高安はいつもと動きが違った。土俵際でまさか逆転の投げで正代が勝ち、カド番脱出を決めた。優勝争いのトップに立つ高安がまさか冴えない相撲ばかりの相手にこんな負け方をするのか?
正代はやっとこさ得ることができた勝ち星であるが、大関にあがった以上は、責任ある相撲を取らなくてはならない。

それとは対照的に若隆景の動きはお見事であった。大関貴景勝の突き押しにも負けることなく回しを取り、見事に寄り切った。

これで二敗で若隆景と高安が並ぶ形になったが、千秋楽まで何が起こるか分からない。

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