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マーカス・ミラー

ベーシストで知らない人はいないでしょうレジェンドの中のレジェンド、マーカス・ミラー(Marcus Miller)。

僕も大好きで若い頃はビデオに録画したライブ映像を何度も繰り返し観ていたものです。彼の音楽を通じてギタリストのハイラム・ブロックの演奏からもだいぶ刺激を受けました。

そんなマーカスと1度だけ共演した事があります。

2013年の10月。それはLAPD(ロサンゼルス警察)の関係者だけを集めた一般公開していないイベントでした。なぜマーカスがそのイベントで弾く事になったのか詳しくは知りませんが、おそらく警察幹部に知り合いがいたか余程のマーカスファンがいたのでしょう。

僕がなにかとよく共演するサックスプレイヤー、ドナルド・ヘイズ(Donald Hayes)にマーカスからこのイベントのためのバンドメンバーを集めて欲しいと依頼がありドナルドから僕に声がかかったという経緯です。

生で聞くマーカスの音の迫力にブッ飛びました。CDで聞くマーカスの音そのものです。リズムもテクニックも全くブレる事なく正確無比でいて、すごく繊細でテイストのあるタッチも兼ね備えている。マーカスに憧れるベーシストはごまんといますが彼と同じ音を出せる人はいないでしょう。

聞き慣れたマーカスの曲を本人と一緒に演奏出来るなんて、それはそれは幸せな時間でした。




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