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サラリーマン。川崎・生田在住。まちづくりや住民自治に関心があります。 登戸駅前の遊休地…

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サラリーマン。川崎・生田在住。まちづくりや住民自治に関心があります。 登戸駅前の遊休地を使った不定期開催の古本屋「住民本屋」、ローカルメディア「ノートリボ」、向ヶ丘遊園駅前「白いハコ」住民持ち寄り本棚「駅前本棚」各メンバーです。最近ゼミはじめました。日々の活動を書いていきます。

最近の記事

角ゼミ特別編:第50回衆議院議員総選挙について、私たちは何を考え、どう議論したか。

今年の2-6月に4回に分けて、西洋政治思想史のゼミを行いました。 そこに集まったメンバーと共に、実践編として、今回の衆院選の地元選挙区候補者、ならびに各政党の見解をまとめてみました。 10月6日 向ヶ丘遊園駅前・白いハコに集まった皆さんに、以下の点をご説明。 ・民主主義が成立するまで(西洋政治思想史の振り返り) ・国会って?衆議院って? ・権力分立 ・日本の衆議院議員総選挙の投票の仕組み ・多数制、比例制、混合制の良し悪し ・政党の存在意義 ・国政と地方政治の区別 ・今回の

    • 韓国・ソウルに行ってきた①

      2泊3日で、韓国・ソウルに行ってきました。 今まで海外旅行は全てアメリカの都市で、アジアの隣国なのに興味も湧かず行く機会がありませんでした。 きっかけはコロナの最中にNETFLIXで見た「ヴィンチェンツォ」 以前、ノートリボ第1号に「見たもの・聞いたもの」というミニコラムで本作品を紹介していました。 『イタリアマフィアに貰われて養子になった韓国の少年が後年イタリア弁護士資格を取り、マフィアの顧問弁護士になったヴィンチェンツォ・カサノ。裏も表も社会を知り抜いて、ボスの死をきっか

      • 教育なんて全然興味なかった

        教育なんて全然興味がなかった。少なくとも教える立場としては。 教師になろうなんて一回も思ったことがない。今もそう。 それでも、自分でゼミを主催して、それに対してゼミ生の皆さんの様々な反応・反響・感想を見聞きすると、「これは教育だったのかな」と思ってしまう。 自分がさまざまな考えを学ぶので精一杯で、出来れば周りの人にその知識を共有したい、特に政治の話は民主主義なんだからたくさんの人と共感して、出来れば対話してみたいという思いがあったので、自分の知っていること、見聞きしたこと

        • 久米宏著「久米宏です。」(世界文化社)読む。

          副題には「ニュースステーションはザ・ベストテンだった」とある。 ザ・ベストテンも、ニュースステーションもとても好きだったので、子供時分によく見ていた。 久米さんがほぼ引退されて表舞台には出てこなくなってから久しい。 最後にやっておられたラジオ番組の「ラジオなんですけど。」までよく追っかけて聞いていたし、特にそのラジオなんですけどでは、東京オリンピックに反対したり、かなり政治的なコメントをはっきりとされるようになっていた。特にオリンピックでは電通という広告代理店が大きく関わって

        角ゼミ特別編:第50回衆議院議員総選挙について、私たちは何を考え、どう議論したか。

          向ヶ丘遊園 駅前本棚カクヤマお店番「西洋政治思想史」第4回

          6月16日(日)13:00−16:00 駅前本棚お店番として通称角ゼミの「西洋政治思想史」第4回、このシリーズの最終回を行いました。 今回も多くの方にご参加いただきました。 今回は、人数も増えたこともあり、スミさんの発案で、投影するスクリーンの方向を通路に面した窓に変えてみました。 少し縦長の教室っぽくなって、後ろまで声が聞こえていたか気がかりでしたが、後ろの方に座っていた方もうなづいていたので聞こえていたのでしょう。たぶん大丈夫。 A3の紙を貼り付けて作ったヨレヨレのスク

          向ヶ丘遊園 駅前本棚カクヤマお店番「西洋政治思想史」第4回

          いつから街は

          いつから街は、「私たちの」街では無くなったのだろうか。 街の区画は、資本のある人や団体が買い上げて、モザイク状に所有権の境界線が張り巡らされている。 僅かに残された公園や緑地や公民館は行政が管理してくれてはいるが、自ら手入れできることはごく僅かだ。 私たちに残された自由な場所は自らの資金や信用で購入したひと区画の家だ。 駅前広場は利用の届出を出した時にだけ僅かに利用ができるがそれでもその瞬間には「私たちの」場所として開かれる。 私たちの街にはそんな開かれた駅前広場が存在

          いつから街は

          宇野重規著『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書1240)読む

          今年の2月から「西洋政治思想史」のゼミを地元の友達向けに行っている。 もうこれまでに三回開催して、古代ギリシャからフランス革命まで飛び飛びではあるが、西洋の政治思想家たちが作り出してきた考え方を概観してきた。 私がネタ本としたのが宇野さんの『西洋政治思想史』(有斐閣)だ。人文主義の観点から、過去の記録に残された思想家の考え方を宇野さんが一人で通史的に語っている。丁寧に過去の人たちの著作を読み、まとめることを職業として選んだ著者によるものなので、一つ一つ厳密に選んで言葉を紡い

          宇野重規著『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書1240)読む

          地元の本屋で本を買う

          地元の本屋に頼んで、岩波書店の「世界」という雑誌を1月から定期購読することにした。 大学生の頃から、都内の大型書店、Amazon、BOOKOFF、地元の書店、各地の古書店をあまり意識せずにそれぞれ使ってきた。 BOOKOFFは金のない学生時代に、都心の店舗で随分いい状態の社会科学の教科書を格安で買わせてもらった。まだネットのオークションと連動したデータベースがないので店員さんのセンスで値付けしてるから大抵専門書は安かった…牧歌的な時代の話。 Amazonは社会人になってから

          地元の本屋で本を買う

          「住民本屋」最後の高架下開催①企画から開催まで/24.3.31

          盛況のうちに終了 快晴、盛況のうちに高架下での最後の住民本屋が終わりました。 当日は15組の出店者が参加され、また初期の常連だったリボーコーヒー、しきさんの靴磨きも復活して街中のマーケットが大きく拡大しました。 そして、ムラケンさん企画の「哲学カフェ」も無事スタートを切り、あの高架下で偶然訪れた人達が車座になって哲学的対話を楽しみ、そして悩み、「分からない」ことをお土産に帰られました。 さらに、都度発行してきた「ノートリボ」では、表紙にいっしんさんの影絵で私+ソクラテス

          「住民本屋」最後の高架下開催①企画から開催まで/24.3.31

          向ヶ丘遊園駅前「駅前本棚」お店番③:24.4.28

          前回に引き続き、白いハコ・駅前本棚のお店番を行いました。 午前は、訪れたお客様とよもやま話。 午後は、恒例となりました角山研「西洋政治思想史」第3回であります。 午前:まったり対話タイム 午前中は、しばらくどなたもいらっしゃらず、持ってきた本や皆さんの本棚の本を読んでおりましたが、珍しいお客様が。 ハコメンの臼井さんがいらっしゃいました。そこから臼井さんが現在取り組んでおられる吃音の当事者の方によるウェブセミナーの開催に至るまでのお話と、司会や発表に関するお話をいろいろと

          向ヶ丘遊園駅前「駅前本棚」お店番③:24.4.28

          面白い話をする人の話

          今年に入ってからゼミを始めた。 基本は自分が調べてきたことや、考えていることをスライドにまとめて、聞き手を想像しながらまとめている。 できれば、面白いと思ってほしいから、つまらないことでも笑いに絡められないかなとか、内容自体分かりにくくないかな、とか考えて、小ネタを埋め込んでみたりしている。 昔からそうだ。 できれば、自分の話で場を和ませたい。だけど「俺って面白いだろう」みたいな、オラオラな性格ではないので、爆笑をかっさらうというのは得意としていない。なんか面白い、クスッと

          面白い話をする人の話

          向ヶ丘遊園駅前「駅前本棚」お店番②:3.23.24

          先月のお店番に引き続き、今月も10時-15時でお店番を行いました。 当日は、午前中は特に予定なしで、午後1時-3時では前回開催した通称「シロハコ学校」の私の主催する「西洋政治思想史」ゼミの続きを予定しておりました。 到着すると、私より先に本棚前の椅子に座っている人の後ろ姿が。 本棚メンバー・じゃこめてぃ出版の石川さんがギデンスの「社会学」を読んでおられました。 駅前本棚に来て少しずつ読み進めているとのこと。もはや貸してあげて読み込んでもらいたい。 今日の「西洋政治思想史」

          向ヶ丘遊園駅前「駅前本棚」お店番②:3.23.24

          買った本、借りた本②:『かわさき民衆の歩み 明治・大正・昭和』

          今回は「借りた本」をご紹介します。 向ヶ丘遊園駅近くの多摩図書館で見つけた川崎地域史研究会著 小林孝雄編「かわさき民衆の歩み 明治・大正・昭和」です。 今どきAmazonで紹介される本を買って読む事も増えていますが、図書館や本屋は本との偶然の出会いがあり自分の視野を広げるきっかけになります。 本書は川崎市制70周年を記念して書かれた公式の『川崎市史』とは立場を異にすることを明確にして、「平民の過去の歴史を知る」ことを目的に、23のテーマで川崎の歴史が語られます。 川崎市は「

          買った本、借りた本②:『かわさき民衆の歩み 明治・大正・昭和』

          買った本、借りた本①:エマソン『自己信頼』

          まずは自己紹介から。 川崎市多摩区の生田に住むサラリーマンです。実家は麻生区で、独身時代東京に住んでましたが結婚を機にまた緑の多い川崎市北部に戻ってきました。 小田急線がちょうど向ヶ丘遊園駅までの複々線化を完成させる頃だったので、昔と比べて随分快適な路線になったなぁと思っています。 登戸のribot coffeeに通っています。そこで知り合った皆さんに読んだ本の話をしたり、自分のinstagramに本の感想を書いていたところ、2021年冬のBOOKBOOKBOOKというイベン

          買った本、借りた本①:エマソン『自己信頼』

          向ヶ丘遊園駅前「白いハコ」駅前本棚でお店番/2024.2.18

          白いハコとは?駅前本棚とは? 2月18日(日)10:00−15:00 晴れ 向ヶ丘遊園駅前の複合ビルGinza Forest内「白いハコ」の「駅前本棚」という一箱単位での棚貸しの本棚を月極めで借りています。 その「棚主」は月に一度本棚前のスペースで予約した時間で「お店番」ができます。お店番は、その時間何もせずに読書をしてもいいし、自分の作品を販売してもいいし、何か小さなイベントを開催してもいい。昨年4月に棚を借りてから今回初めてお店番を行いました。 本棚会員になって、「お

          向ヶ丘遊園駅前「白いハコ」駅前本棚でお店番/2024.2.18

          多摩区100人カイギに登壇した話

          2023年12月の多摩区100人カイギVol.7に登壇した。住民本屋とマチカイギについて話してきた。 今考えていることを、出し切ったという感じである。 原稿は、事前に住民本屋生みの親のナツコさんと、推してくれた運営チームのムラケンさんに見てもらいながら構成していった。けれど本番の一週間前に、ナツコさんの代理で登板した住民本屋で感じたこと、それから少し関わらせてもらった「まちなか遊縁地」のメリーゴーラウンドのクラファンのことをベースに、内容を随分と更新した。お二人が一番驚かれ

          多摩区100人カイギに登壇した話