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山脇、毎日。(2)2016.10〜2017.8

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山脇が考えた日々のこと。平日毎日更新中。
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2016年10月の記事一覧

そんなつもりじゃなかった

なにか、あるテーマについて、「当事者」視点から語るのは、「説得力」という点において、ある種の強みと弱みを併せ持っていると思います。

強みというのは言うまでもなく「当事者性」。当事者視点から語ることによって、内容の真偽に関わらず、当事者以外の語りを牽制できます。

「だって、経験したんだもん」は、経験していない人にとっては厄介な意見で、経験したこと自体を根拠にしているからこそ、言ったもん勝ちになり

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「距離を変える」ことから始まる

オンラインサロンを共同運営するもとくらの鳥井さんが、本日更新のブログでこんなことを書いておられました。

モノを買う人、作る人、そのまた隣で煽る人。

このサロンは「僕らの理想のデニム」についてあれやこれや考え、最終的に1型のデニムを作る目的で行われています。

そのサロンで先日開催した、作るデニムの方向性を決める大討論会で、「隣で煽る人」の大切さをまさに痛感しました。

「隣で煽る人」について、

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未来の感激の種

冬にかけて発売する、新しいEVERY DENIMたちについて、想いを日々巡らせています。

それぞれのアイテムに固有の経緯があって、生まれて、いつか使う人の元に届く。自分の担当はとくに想いを届ける部分ですが、そんなぼくのことを、作り手と呼んでもいいでしょうか。

ぐるぐるぐるぐる、その都度変わる、今の自分が伝えたい「確固たる想い」がまずあって、そんな想いをデニムに乗せて届けていく。

そんなわけで

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ラブレター

例えばA君がBさんのことをとても嫌いだったとする。でもぼくはBさんが嫌いじゃない、むしろ好きだ。

そんなときにどうするか。Bさんに向けてラブレターを書くのだ。それもA君やみんなに見えるような、公開のラブレターを。

そうすることでしか、ぼくは、2人の間に立てない。

山脇、毎日。

苦しさは力強さに

ラブレターの投稿を最後に更新が途絶えたので、心配になった方もいらっしゃるかもしれません。ぼくは元気です。

怒涛の10月後半が過ぎ、今日が最終日。明日から11月だと思うとほんとうに時の早さを感じます。例年10月はゆったりした時間を過ごしていたのですが、今年は全然そんなことありませんでした。

そしてぼくが更新を滞らせている間に、こちらの記事が公開されました。

メディアがファッションをオカシくして

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