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2024年春分から1年の占い

春分の日は、星占い(西洋占星術)のうえでは「1年の計」ともいうべき始まりの日で、この時を境に「新しい1年」がスタートすると考えられています。

この記事では、春分のホロスコープを読むことで「2023年の振り返り」と「2024年の展望」をお伝えしていきます。

2023年の振り返り」部分までは無料でお読みいただけます。
2023年をふりかえる材料としてお使いください。

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「1年間の展望」って、どうやって占うの?


春分は、1年の『日の出』のタイミング。


春分とは「昼と夜の長さが同じになる日」だと説明されます。

この時から6月下旬の夏至までの期間は、昼の時間(日の出から日の入りまでの日照時間)が長くなっていきます。

つまり、日照時間が1日の半分を超えて「太陽の力が強くなる時期のはじまりの瞬間」です。1年単位で考えた時の『日の出』の時というわけです。

星占い(西洋占星術)においては、ある物事が生まれた瞬間の星の配置を読みといて、その時の星どうしのパワーバランスが新しく誕生した物事にそのまま映し出されるという考えのもと、ある物事の持つ資質だったり、行く末を占います。

春分はこの1年間を1日と考えた時の『日の出』であり、『1年の誕生』の瞬間なので、この1年が持つポテンシャルや行く末の縮図になっていると考えるのです。

この記事では「日本」から見た1年間の展望を見るために、日本の中心地である東京を起点にホロスコープを作成していきます。


2023年の振り返り


2024年を占う前に、昨年2023年を振り返りましょう。
みなさんにとって「2023年」はどんな年でしたか?

2023年の春分については、一昨年の2022年3月18日にアップした『2022年+2023年の展望』というnote記事からの抜粋を参照しながら、実際に起きた出来事をふまえて考察してみます。

まず、2023年の春分が示すテーマを見ていきます。

1)2023年春分のエネルギー

【図:東京における「2023年春分」のホロスコープ】

2023年の春分のテーマは、はじまりの星座「牡羊座」です。
2023年3月21日6時24分。日の出直後の春分ですので、太陽は左(東側)に位置しています。

春分の日の出の角度は「牡羊座14度」となっています。
※星の位置を示す度数は、小数点以下を繰り上げて整数として見ています。
10.5度にある星は「11度を目指す途中」にあるといったイメージです。

14度は「浸透」の度数。13度までの革新的取り組みを日常のものとして安定させていく度数です。

この日の出の位置のすぐ近くに、2022年のテーマの鍵を握っていた木星も牡羊座に留まっています。
2022年の日の出の位置が射手座で、射手座をホームとする星は木星。前年からのバトンを受け取っているような配置だと感じました。

牡羊座をホームとする火星は双子座で、場所は3ハウスです。
2022年にも焦点の当たっていた「コミュニケーション、移動、通信、言葉」などの場所です。

双子座の「思考や動き、つなげる力」がそのまま生かされる場所「ナチュラルハウス」であるため、このテーマがより強調されることになりそうです。

この双子座の火星は、牡羊座に入ったばかりの太陽と衝突する葛藤の角度(90度)となっています。

太陽の場所は12ハウスです。「隠されたもの、見えない世界、無意識、秘密の関係」などを意味する場所にあります。

この12ハウスには一つ前の星座である、うお座の中に月や海王星もあるため、自分では制御できない心や曖昧なイメージの力が強まっている状態です。

そうした、ふだんは不可侵な無意識の領域に、双子座の火星が持つ強力な知性や思考能力や分析力のメスが入り、曖昧でよく見えない世界に刺激が加わり、隠れていたものが表に出る、正体をあらわにするような配置です。

秘密のことや後ろめたいものはいっそのこと明らかにしてしまうか、放置していても表に出てきてしまう時期なのかもしれません。
今まで自覚していなかった本音にきづくといったこともありそうです。

2023年の春分が示すエネルギーの行く先は「山羊座」です。
やぎ座は「社会的達成、ステータス、組織力、実行力」などを求める星座です。角度は「山羊座9度」。9度は先見性、先読みの度数です。

山羊座をホームとする土星はうお座で、11ハウスと12ハウスの境の場所にあります。
11ハウスは「友人、同志的つながり、自由、未来、革新」の場所。
12ハウスは「隠されたもの、見えない世界、無意識、秘密」の場所です。

土星は困難や試練、コントロール力を持った星ですので、従来的な確立された権威とは違う、次の段階のまだ評価の定まっていない領域で戦おうとするエネルギーとして現れてくるかもしれません。

2023年の春分の中で強調される12ハウスは、混沌としていて、はっきりとした定義のない世界です。
そこに、火星や土星といった強力な実行力を持つ星が関わるため、混沌の世界に秩序をもたらそうとする流れが見えてきます。

2022年から、さらに先に進んだ「新しい価値観」は、初めはおぼろげなものかもしれません。
しかし、たゆまない努力と知性の結果によって、少しずつ秩序や定義が生まれ、新しい社会の有り方として育っていくというストーリーが示されているようです。


2) 2023年の春分が示す1年のテーマ


●新しい価値観、革新的取り組みを日常のものとして定着させる
●開拓したばかりの曖昧で混沌とした領域に秩序や定義をもたらす


2022年のテーマが『従来から新しさへのグラデーション的成長』だとしたら、2023年は『未開の地をゼロから形にする』。

開拓した場所を整え、新しい日常にするべく、本格的な実行段階に入ったり、新しいルールが生まれるなど、日常の形がクリアに生まれ変わるような過程に入っていきそうです。

「コミュニケーション」や「移動」に関わることには、引き続き焦点が当たり、インターネット上の新しい技術や、交通システムにおける変革が実行段階や実用段階に入るといった動きとして現れるかもしれません。

例えば、仮想世界のアバターの有用性が認められて加速度的に大衆にまで普及したり、交通業界の今まで手付かずだった部分に革新的な取り組みがはじまったりもするかもしれません。ジャストアイデアで言えば、広告で運営する無料交通システム(私営の無料バスなど)みたいなものなど、ありそうでなかった相互扶助的な取り組みが実用化される可能性もあります。自動車に代わって空を走る移動手段の法整備などもそうした流れの中にあるものといえます。

もう一つ強調されるのが12ハウス「見えないもの」の場所です。
「無意識」や「見えない力」を意味するので、宗教やスピリチュアルなものに新しい秩序を加えるような動きが盛んになること。
また単純に「隠されたもの、秘密」と考えれば、「不正」や「不倫」といった隠されたものへの裁きとしての動きなのか、そうした後ろめたい世界から離脱しようとするプレッシャーのようなムードのようにも見てとれます。

曖昧な世界に安住したい心と、そうした状態を超えて秩序をもたらそうとする動きの間で葛藤しながら、新しい価値観がつくられていくのかもしれません。

2023年のキーワードは「曖昧から秩序へ」。

海のものとも山のものとも分からない新しい価値観に明確なルールや定義を与えて、一般的に日常で使える状態にまで進化させる。

そうした次のステージに向けた努力の時期になりそうです。

…以上が、2年前に書いた記事の概要です。


3) 2023年を振り返ってみて

2023年の春分図では、12ハウスに位置する太陽に向けて3ハウスの火星からの90度の角度を印象的に読んでいました。
日の出の位置の牡羊座をホームとする星が火星になるので、2023年の具体的な出来事を象徴していると考えられるからです。

まず、火星が3ハウスに位置することから「コミュニケーション、メディア、移動」に着目し、「インターネット上の新しい技術や、交通システムにおける変革が実行段階や実用段階に入るといった動き」と表現していました。

その点については、記事中でふれていた「(メタバースなどの)仮想世界」や「交通システム」の話題より、2023年を顕著に象徴していたのは、ChatGPTをはじめとする「AI技術の普及」といえるでしょう。

AIの領域では「開拓した場所を整え、新しい日常にするべく、本格的な実行段階に入る」ということが実感できた1年でした。

次に、12ハウスに位置する太陽に対して、3ハウスにある火星が90度になっていることに着目し、
・宗教やスピリチュアルなものに新しい秩序を加える動き
・不正や不倫といった隠されたものへの裁き
・後ろめたい世界から離脱しようとする
と表現していました。

3ハウスの火星の意味合いから考えると、それはインターネットやメディアからの圧力だったと言えそうです。SNSしかり、文春砲しかり。

例えば、
・新興宗教の組織が断罪されたり、カリスマ的指導者が亡くなったこと
・ジャニーズ、宝塚、自民党、吉本興業といった強大な権力とピラミッド型の搾取構造を持つ組織の闇が暴露されたこと
などの出来事が特に象徴的でした。

まさに「古く曖昧な仕組みから脱却し、新しい秩序へ」といった1年だったように思います。

2年前というと、例えばジャニーズ事務所の安泰を疑うことなど一切ありませんでしたし、ChatGPTのようなサービスを日常的に活用するイメージも全く持っていませんでした。
ここまで日本の春分図が1年の様相を示していることに驚きを感じます。

もう少し個人の生活に引き寄せて考えると「新しいことに飛び込んだり、開拓を始めたこと」は、活用できるレベルまで引き上げたり、形にすることができたのではないでしょうか?

私個人としても、新しい技術の浸透を予測しているところがあったので、ChatGPTや画像生成サービスには興味を持って色々を活用方法を探ったりしていました。
例えば、noteのトップ画像を作るときに配色をAIに考えてもらったり、自分がやりたい表計算の関数の式をAIに出してもらうなど、人間がやらずとも支障がないことや調べられば分かること、こだわりが介在しない部分などをAIに任せることができるようになりました。

このように、春分から読み取る1年の風向きを知ることは、多少なりとも生活の舵取りや時代のムードをつかむヒントになると言えるでしょう。
そうした風向きに乗るためのツールとして、占いを効果的に使ってみてもいいのかな、と思います。

星が示す大きな時間や世界の流れに、自分の行動をバランスよく合わせていくような取り入れ方をオススメするのが、この記事の基本的な方針です。

それでは、2023年を振り返ったうえで、いよいよ2024年の展望を見ていきましょう。

この先は、メンバーシップ限定(月額300円)および有料記事(300円)となります。もしよかったらお買い求めのうえ、2024年の過ごし方のヒントにしていただけたら幸いです。


2024年はどんな年になる?


1) 2022年の春分が示している「1年のテーマ」

2024年の春分のエネルギーとは?

【図:東京における「2024年春分」のホロスコープ】

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