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202406-3_内省浪漫

今年から始めることにした週ごと、月ごとの個人的に学べたことや気づけたことの振り返りを今週もしていこうと思います。

ウォーターフォール型とアジャイル型

フリーアジェンダで、ウォーターフォール型とアジャイル型について話されている回があり、料理からのアナロジー的に、慣れていない分野でレシピが整理されているものはウォーターフォール型、冷蔵庫に余っている素材から調味料など目分量で適時調整しながら作る様なものはアジャイル型でないか、というようなお話がとても印象的でした。
ウォーターフォール型とアジャイル型についてはあまり詳しくないので、以下のデジタルパイロットさんのnoteも読ませていただきました。

個人的な理解としては、ウォーターフォール型は工数を見積もりがしやすく、完成形がある程度定まっているため品質などの担保もしやすいイメージです。アジャイル型に関しては、要件定義が曖昧な状態でも作成することができ、都度プロトタイプ的なものをアウトプットしながらフィードバックに合わせて再生産のサイクルをスピーディに回していくイメージです。
以前にも、Smart HRやテスラで、完璧なものをいきなり市場投入するというよりは、プロセスエコノミー的に市場からのフィードバックに合わせてプロダクトを洗練していくという部分にもアジャイル型はつながると思いました。

また、立ち上がりを最小でこなしていきたい場合には、プレトタイプ的に初めていけるのがいいのでしょう。不確実性の高い分野では、やはりアジャイル型の方があっているのかもしれません。

ただ、スタート時はいいかもしれませんし、グロース時には、アジャイル型はマッチしているのかもしれませんが、ある程度市場からのニーズを満たしてきた際には、ウォーターフォール型に切り替えていくマインドも大事なのかなと思いました。
ゼロトピで、品質について話されている回があり、大項目として、なぜそのプロダクトは必要なのか、中項目として、そのプロダクトにはどういうユーザーがいて、それぞれのカスタマージャーニーはどうなっているのか、小項目として、これらの中で重要なキーポイントを可視化し、ダッシュボードで管理していく必要がある、という内容が勉強になりました。
守るべきユースケースは何のかを定義した上で、それをモニタリングできる様にし、工程を整えることで品質を担保できるのを仕組みから支えていくという理解でいます。
プロダクト開発の時期や規模、また運用に乗ってきた時のそのプロダクトの完成形をどのあたりに設計するかなどで、ウォーターフォール型なのか、アジャイル型なのか、またチェーンオペレーション的に部分部分で設定していく必要もあるのかなと思いました。

チームトポロジー

ゼロトピで、チームトポロジーの話がありましたので、全然知らなかったので、以下の記事を読ませていただきました。

難しかったので、少しずつ、理解を深めていければと思いますが、冒頭の部分で、いい組織とは顧客に「素早く」「頻繁に」「安定的に」価値を届ける。問題があれば素早く復旧する。ということで、そのための安定した早いフローが大事であり、そのフローを阻害する要因を排除して安定した早いフローを実現するものが、チームトポロジーであり、その方法などが詳しく書いてあるイメージでいます。
このように組織を見る視点があまりなかったのですが、よく会社内での悩みの話を聞いているときに、このフローを阻害されている事例は結構多いなという印象を持ちました。組織がボトルネックになってしまっている部分も多々あるなと思いました。
同記事では、その後にフロー実現のための大事なポイントの一つとして、コンウェイの法則も挙げられており、まさにそんな状態でサービス提供をしているため、組織構造がサービス内容に影響している部分もあるのだろうなという納得感がありました。
また、ゼロトピで組織について他にも話されている回があり、組織は、ボックス(組織図)、ボックス間のインタラクティブ、リソース要件、そこに入ってくる人の要件、の4要素で成り立っており、組織は事業に対するインプットであり、どういう事業をアウトプットするかで逆算して編成する、という内容が印象的でした。
この考え方もコンウェイの法則にもつながる部分があるかなと思います。
すぐに、このチームトポロジーの概念を実務に落とし込むのは、僕ではまだ難しそうですが、まずは認知して、現状を見ていけるといいなと思います。

アグリゲーターとプラットフォーム

ゼロトピで、プラットフォームについての話があり、ユーザーや関連する事業のUXをコントロールしているのはアグリゲーターであり、ユーザーのUXをコントロールするツルハシを提供しているのがプラットフォームである、という様な理解ですが、あまりこういう視点で考えたことがなかったのでとても勉強になりました。

ふと調剤薬局を考えたときに、調剤薬局で提供できているサービスというのは、国により規定された皆保険制度の下にぶら下がっており、実際、そこで規定された価値以上のことは提供しづらい仕組みになっている気がしました。そのため、医療というものは、税金で賄われている構造のため難しいかもしれませんが、アグリゲーターの中で提供されており、エンドユーザーのUXというものはある程度コントロールされており、それ以上にはなりにくい構造になっているのかと思いました。ただ、だからと言って、プラットフォーム型が一概にいいかは難しいですが、皆保険制度の維持が難しくなっている現状では、公平性と継続性をどうバランスを取っていくかという中で、グランドデザインとして、アグリゲーター型であるか、プラットフォーム型にしていくのかという観点は少し個人的には面白い視点だなと思いました。

コンセプトデック

ゼロトピで、コンセプトデックについてのお話がありました。誰の何を解決するのか、の課題を1番大事にし、以下の10点をまとめたものという理解でいます。

カスタマー
ミッション
事業モデル
ペインポイント
プロダクト
なぜ勝てるのか
ビジネスモデル
マーケットのペネトレーション
ユニットエコノミクス
ストラテジー

矢本さんはプロダクト開発の際は当たり前の様に語られていましたが、僕はここまできちんと考えられていないことが多いので、ドキュメントの大事さについて話されている回もありましたが、もっとドキュメントとして残していく癖をつけないといけないなと思いました。

今、アジャイル的にプロダクト開発をしているのですが、自分の頭の中のものを具体化していくのかが自分は下手くそだなというのを痛感しています。フィードバックを受けている会社の方をいつも混乱させてしまっているので、まずは自分のコンセプトをきちんと整理するためにもこのように整理し、前提条件を揃えた上で手を動かしながら、フィードバックをもらっていく、という流れの方が、全体として効率的にもなりますし、相手のためにもなるなと思いました。

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