ヨハクメモ 2018/01/03
①手仕事
②白鳥
③アカウント
④チーズケーキ
⑤瞬発力
⑥貫禄
①手仕事
くるみの実を殻から取り出したり、薪を割ったり、鮭を干したり。生活をよくするための小さな作業の種類が違うということを、注意深く見ている。
②白鳥
近所に昔から白鳥が集まるスポットがあって、食パンを持って餌をやりに行った。毎年その場所には白鳥、ウミネコ、カラス、鴨が大集合するらしいんだけど、白鳥の世界で「あそこに行けば美味しいパンがもらえるぞ」とか、どうやって先祖代々伝えていくんだろう、と考えたりする。
③アカウント
家族が新しくスマホを持つというので、使い方を教えたりしていたんだけど、「アカウント」「クラウド」というわたしたちからすると基本的な言葉の説明をするのが一番大変だった。
クラウドはiPadで絵を描いて説明したら、すんなり理解してくれたんだけど、「アカウント」を「ネット上の個人情報」というと危険なニオイがするし、「ネット上での住所」というと、「アドレスとどう違うの?」と言われたり。
よく「理解できていないと子どもにも伝わるような平易な言葉で説明できない」と言われるけど、まさにその状態だった。
④チーズケーキ
「今はスーパーになんでもあるけど、20年前はクリームチーズを売っていなくて、2時間かけて盛岡まで買いに行ってチーズケーキを焼いていた」という話を聞いて、今と違いすぎてクラクラした。
今は日本のどこでも離島でもAmazonで配達してもらうことができるし、だいたいの場所に道がある。
ただこのあたりは山の中に道がなかったり、圏外になったり、路面凍結で道が封鎖されたり、今でも『手段が限られる』ということがある。
その不便を少しうらやましく思ったりするのは、『旅するデザイナー』という限りなく自由に近い場所にいる自分だからこその傲慢だったりするのかも、と思ったりもする。
⑤瞬発力
初対面なのに、癇に障ることしか言わない人に出会って、呆れたり驚いたりした。そういう人に面と向かって言い返すことはしなくなったんだけど、咄嗟にどういう反応をしていいのか困る。
会って数日してから発言の意図に気づいてひとり腹を立てたり、やり場のない怒りを持て余したりする。
瞬間的にベストな反応をしたい。
そもそも普段が心地よくて、違和感が尖って気づきやすい環境を作ってしまっているのかもしれない。
⑥貫禄
腹がたつときは自分の中に反応する部分があるからだろう、と思う。そして最近引っかかるのは「他の著名人や経営者に向けて、今わたしにかけた言葉と同じ言葉をかけないだろう」という悔しさ。
相手からもう少し言葉を選んでもらえるような貫禄がほしい。
しかし「あなたが掲載されてる雑誌のページを写真に撮って送ってください。見ますから。」は失礼すぎやしませんか。お金を出さないと雑誌は廃刊するんだよ。どういうつもりでそんなことを言うのかと思って真意をはかれなくてびっくりした。
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