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地域の定例総会に出てみました

今日は地域の定例総会へ。

定例総会って何?

簡単に言えば「地域の社長ばっかり集まる飲み会」なので、とお誘いいただいたんだけど、いざ気軽な気持ちで行ってみたところ、町長や議員さんも勢揃いの、なかなかな会。

全部で50人くらいいたのかな。

事業を引き継ぐ

まずは県の事業引き継ぎ支援センターの取り組みについての講演からスタート。

県内の経営者の高齢化は深刻で、事業譲渡したいんだけどいい人がいなくて、数年かかってマッチングさせた事例などを知る。

70代、80代になって「待ったなし」の状況はたくさんあるのだそう。今日実際聞いたのは、血縁もない若者に歴史ある飲食事業を譲渡し、今もサポートしながら元の味を守ってもらうために指導するケース。

新規起業するのもいいけれど、そうやって『継承』することも望まれているんだな、というのが大きな学び。

「若輩者」を思い知る

今日参加されてた先輩方の平均年齢は60〜70歳。女性はわたしを含め3人。おそらく36歳のわたしは、参加者の中でも一番年下。周りでは「30年前に事業始めた頃は」みたいな話が飛び交っている。

おとなしめの黒いワンピースを着ていったんだけど、パソコン持ってるからバックパックだし、全員スーツの中で金髪は(もうお一人いたけど)浮く。


今住んでいる矢巾(やはば)町は、岩手の中で一二を争う面積の狭い町。狭いとは言いつつ知人も少なく、どんな人がいて、どんな会社があるのか全然知らなかった。

遠くを見る楽しさにかまけて、近くを見ることを疎かにしてはいけない。

事業(と言っていいのか)を始めてやっと4年目かあ〜という気持ちだったんだけど、数十年単位の先輩にたくさん会えて、そんな感慨も吹き飛んだ日。

「旅をしながらデザインの仕事をしてます」なんて、HOWの部分を話す経営者はいない。「紙媒体のデザインをする会社を経営しています」というWHATを伝えるのが先。フリーランスか法人かだってどうでもいい。

何を生み、世の中に提供しているか。

ちなみにいわゆる「飲みニケーション」だったわけだけど、嫌な絡み方をする方もおらず、もちろん冗談は交わし合うけど、終始笑い声の絶えない会でした。派閥なんてない、経営者ばかりの会だからかな。

「信金さんには利率を下げていただいて…」(一同爆笑)なんて、経営者ジョークの笑いどころを掴むのはちょっと難しかったけど、みなさん上手に酔う方が多かったのがとても印象的。

でもこれはわたしが男性というマジョリティー側にいたら、また感じ方も違ったのかも。いつだって世界はマイノリティに優しい。

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